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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

トモニHD <日足> 「株探」多機能チャートより

■トモニHD <8600>  397円 (-80円、-16.8%) ストップ安

 東証プライムの下落率トップ。トモニホールディングス <8600> [東証P]がストップ安。5日の取引終了後、公募増資を決議したと発表した。1株利益の希薄化や株式需給の悪化を懸念した売りが優勢となったようだ。同社は新たに2800万株を発行。売り出し価格は12月13日から18日までのいずれかの日に決める。あわせてオーバーアロットメントによる最大420万株の売り出しも予定。発行済み株式総数は最大で約19.7%増加する。手取り概算で最大約145億5700万円を調達し、中小企業向け貸出金など運転資金に充当する。

■JINSHD <3046>  4,490円 (-180円、-3.9%)

 東証プライムの下落率4位。ジンズホールディングス <3046> [東証P]が大幅続落。5日の取引終了後に発表した11月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高は前年同月比2.3%増と10ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、9月の同9.4%増、10月の同12.1%増から伸び率が大幅に縮小しており、伸び率鈍化を警戒した売りが出たようだ。11月は、前年のコラボ企画の反動があったものの、世界最高水準屈折率の両面非球面レンズ「JINS 極薄レンズ」をはじめとしたオプションレンズの装着率が上昇したことなどが寄与した。

■JET <6228>  6,840円 (-200円、-2.8%)

 ジェイ・イー・ティ <6228> [東証S]が続落。東京証券取引所が5日の取引終了後、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を6日売買分から50%以上(うち現金20%以上)とする臨時措置を実施すると発表。また、日本証券金融も貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を6日売買分から50%(同20%)にすると発表した。これらの発表を受けて、信用取引による取引負担の増加により、個人投資家からの資金流入が細るとの警戒感から売られたようだ。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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