【市況】東京株式(寄り付き)=売り優勢、米株堅調も円高が警戒材料

前日の欧州株市場は主要国の株価指数が高安まちまちの展開だったが、米国株市場でNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇基調を維持したことは、投資家心理にプラスに働く。米長期金利の低下が株式市場の追い風として意識されている。ただ、金利低下を受けて外国為替市場ではドル安・円高が進んでおり、これは東京市場において輸出セクター中心に株価の上値を重くする要因となっている。今週末に予定されるパウエルFRB議長の講演にも関心が高く、積極的な買いが入りにくい。日経平均は今週に入って3万3000円台の狭いゾーンで弱含み推移が続いており、きょうも見送りムードが漂っている。
出所:MINKABU PRESS