【通貨】外為サマリー:一時148円00銭台に軟化、前日安値割り込みドル売りに拍車
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=148円69銭前後と前週末に比べて75銭程度のドル安・円高で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ局面が終了したとの見方から米長期金利が低下したことが影響し、一時148円55銭まで軟化した。
日米金利差の縮小が意識されるなか、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。午前8時10分ごろに前日の安値を割り込むとドル売り・円買いに拍車がかかり、午前9時40分ごろには148円08銭をつける場面があった。日本時間今晩にウォラーFRB理事やボウマンFRB理事の講演が予定されているほか、11月の米消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)などの経済指標が発表されることから積極的にはドルを買いにくいようだ。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0958ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=162円34銭前後と同80銭程度のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS