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【経済】【クラファン・優待】日本から世界へ! 環境配慮型ファッションブランドで社会課題に挑むヘリテッジ、11月27日募集開始

 環境配慮型素材を使ったサステナブルファッションブランドを展開するヘリテッジ株式会社(東京都渋谷区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月27日19時30分開始を予定しています。

・ 普通株式型
・ 目標募集額:1995万円、上限募集額:6498万円
・ 事業会社/CVC出資実績あり
・ VC出資実績あり
・ エンジェル出資実績あり
・ エンジェル税制あり(優遇措置AまたはB)
・ 株主優待あり: ECや店舗で利用できるディスカウントクーポンなど
・ みなし時価総額:6億9616万円
・ 類似上場企業:クラシコム <7110> [東証G]、キューブ <7112> [東証G]、ダブルエー <7683> [東証G]、アミタホールディングス <2195> [東証G]、リファインバースグループ <7375> [東証G]
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算

サステナブルファッションブランド「CRAFSTO」を展開

 ヘリテッジは、サステナブルファッションブランド「CRAFSTO(クラフスト)」を運営するスタートアップです。

 CRAFSTOでは、植物性由来のヴィーガンレザーなど環境に配慮した素材を活用したバッグ、小物、アパレルなどサステナブルでジェンダーニュートラルなファッションアイテムを企画・製造・販売。売上は創業以来、3期連続で成長を続けています。

 先進的な環境配慮型素材を活用した商品や、有名企業とコラボレーションした独創的なアップサイクル商品を武器に、国内で早期にサステナブルブランドとしての市場認知を獲得し、日本発のグローバルブランドを目指しています。

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(出典:イークラウド)

環境負荷が問題となっているファッション産業

 同社によると、ファッション産業は国内でも7兆円を超える巨大産業ですが、製造にかかる資源やエネルギー、ライフサイクルの短命化による大量廃棄など、環境負荷の大きさが問題視されています。

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(出典:イークラウド)

 このような環境問題への対処は不可逆的な潮流となっており、欧州を中心に国を挙げた取り組みが進んでいるといい、フランスでは2020年2月、「資源の循環と廃棄物の削減を目指した循環経済に関する法律(循環経済法)」が施行、衣料品の売れ残り商品の廃棄禁止と、再利用・リサイクル・寄付が義務付けられています。

 スウェーデンでは、生産者が製品の廃棄・リサイクル段階まで責任を負う衣料品に対する「拡大生産者責任(EPR)法」が2024年1月に施行予定で、オランダでも2023年から、繊維廃棄物に対するEPR法が導入されているそうです。

 ファッション産業におけるCO2の排出の多くは原材料部分が占めており、多くの原材料を輸入に頼っている日本でも、環境配慮型素材やアップサイクル、リユースといった循環型の産業モデルへの転換が求められているといいます。

 すでに、経済産業省、環境省、消費者庁が環境配慮設計の推進やファッションロス削減のための取り組みを進めており、来年からの具体化を目指しているといい、環境負荷の低い素材やその加工方法、アップサイクルに対する関心は国内外で中長期的に高まっていくと同社は予想しています。

キーワードは「Timeless」「Traditional × Modern」「Gender neutrality」

 CRAFSTOは環境保全の観点から、素材や製法に真摯に向き合い、サステナビリティと機能性を兼ねそろえたファッションアイテムを生み出してきたといいます。

 サボテンやキノコなど短期間で再生する植物由来原料を活用したヴィーガンレザーのバッグや小物、環境負荷の低い加工方法にこだわったアパレルライン、廃材を活用したアップサイクル製品などを展開しています。

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(出典:イークラウド)

 CRAFSTOでは、以下の3つのキーワードをテーマに、未来を見据えた持続可能な循環を意識したコレクションの展開を目指しています。

▼時代を超え、愛され続けることを意味する「Timeless」
▼伝統的な技法を継承しながら、常に時代に合わせた革新的なデザインや機能をプロダクトとする「Traditional × Modern」
▼手に取る人の性別を問わない「Gender neutrality」

 同社は、環境配慮型素材の調達や加工に関するノウハウ、原材料のサプライヤーや特殊な素材加工を行うために必要な独自の生産者ネットワークが、自社の強みの一つだと考えています。

 環境負荷低減の活動に興味を持つ企業とコラボレーションをして、廃棄物や在庫を活用したアップサイクル商品のプロデュース・製造を行っており、コラボレーション企業はアップサイクル商品の企画を通じて継続的に廃棄物を減らしながら、GHG(温室効果ガス)削減活動に対する認知拡大を目指します。

 すでに大手企業を中心に複数の引き合いがあるといい、さらなるコラボレーション案件の獲得や「CRAFSTO」ブランドの認知向上を目指しています。

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(出典:イークラウド)

 国内では、2020年に「2050年カーボンニュートラル宣言」が発出され、カーボンニュートラルに向けた投資促進税制の創設や、企業のC02排出量の報告・公表の厳格化などが進んでおり、同社の企業向けアップサイクルソリューション事業にとって大きな追い風になる可能性があると見ています。

自社開発システムによる効率的な生産活動

 アパレルブランドでは、そのシーズンに定価で売れた率を示す「プロパー消化率」が重要な経営指標の一つであり、一般的なプロパー消化率は30~40%ですが、CRAFSTOではブランド開始以降、100%近いプロパー消化率を維持しているそうです(2023年9月末時点)。

 高いプロパー消化率を維持するために、自社開発のシステムを用いて、販売データを元にした需要予測分析や生産管理を行っており、これにより、過剰在庫を防ぎながら効率的な生産活動ができるといいます。

 また、急激な在庫減少が発生した際や在庫切れになりやすいロングテール商品については、自社工房で機動的に対応することで、販売機会のロスを防いでいるそうです。

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(出典:イークラウド)

 「自社開発のシステムや自社工房など内製化された生産体制を用いることで、在庫投資の最小化を行いつつ、多品種の適正在庫を保つことで機会損失を防いでいます。これにより、高いプロパー消化率・粗利率を実現しています」(同社)

 環境配慮型素材を活用した製品開発を行うには、トレーサビリティの取れたサプライヤーや専門商社など環境配慮型素材の調達ネットワークや、植物から染色を行う加工会社やバイオマス塗料製造会社など特殊な製造加工のネットワークが必要だといいます。

 同社は他社に先駆けて新たな環境配慮型素材の開発に取り組んだことで、ヴィーガンレザーなど環境配慮型素材の調達や、塗料選定や接着・プリント技術などに必要な事業者とのネットワークがあるそうです。

 「これにより、他社では取り扱いが難しい素材の製造ノウハウを蓄積し、商品やクリエイティブの幅を広げながら量産体制を整えています」(同社)

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(出典:イークラウド)

 同社は、イタリアのハイエンドブランドや国内大手アパレル企業でデザインの経験を積んだCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)や、大手PR会社でさまざまなキャンペーンの企画を経験したメンバー、複数のレザーブランドで企画・製作を行ってきた職人が、グローバル目線でクリエイティブを作れるチームを作っています。

 プロダクト企画段階からデザイナーと職人が協働して商品開発を行い、デザイナーの感性や創造性と職人の技術やノウハウを融合させ、ユニークな新商品の開発をスピーディーに行うことで、創業3年あまりで336SKU(※)を展開しています(2023年11月10日時点)。

※SKU:在庫管理において最小の品目数を数えるための単位(同社注)

 また、社内にはサステナブルな素材を発掘するためのリサーチャーを配置し、グローバルの技術開発トレンドをタイムリーにキャッチアップしながら新商品の企画や開発に生かしているそうです。

創業以来、EC・店舗ともに売上を拡大

 同社はアパレル業界に逆風となったコロナ禍直後の創業にもかかわらず、戦略的な商品開発・在庫管理・広告投下により、EC・店舗ともに売上を大きく伸ばしているといいます。

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(出典:イークラウド)

 その要因の一つがインハウスのマーケティングチームで、ROAS(広告費用対効果)を厳しく見極めながら、各種広告運用や会員向けのナーチャリング(顧客育成)施策を実施することで、新規獲得と既存顧客のロイヤリティ向上を図っているそうです。

 今後も会員基盤を拡大させながら、会員と適切なコミュニケーションを行っていくことでLTV(顧客生涯価値)の最大化を進めていく計画です。

伸長が見込まれるエシカルファッション市場


 同社によると、エシカルファッション市場は消費者や事業者の環境意識の高まりなどを背景に、2023年にはグローバルで約83億ドル市場、2030年には約152億ドル市場に伸長する見込みだといいます。

 環境配慮型素材の一角であるヴィーガンレザーのグローバル市場は2021年~2028年の期間、約36.7%のCAGR(年平均成長率)で成長していくという予測もあるそうです。

 さらに、消費嗜好についての調査では、29歳以下、特にZ世代はSDGsへの高い関心を持ち、サステナブル商品の購入意向も高いというデータも出ているといいます。

 「今後のトレンドを生み出す若い世代の支持は、今後のサステナブルファッションを展開する事業者にとって大きな追い風となる可能性があります」(同社)

今後の成長に向けて

 今回の資金調達後、さらなる売上成長を目指すべく、プロダクトと販売チャネルの強化を進めていく計画です。

 プロダクト強化については、商品ラインナップの強化とオリジナルの環境配慮型素材の開発を実施。アパレルの拡充のほか、雑貨や化粧品領域まで「サステナブル&ジェンダーニュートラル」な商品ラインナップを強化することで、新たな顧客層を取り込みながら、既存会員の購入単価や頻度を高めていくことを目指しています。

 販売チャネル強化に関しては、直営店舗、越境EC、B2B販路を強化していくことで顧客接点を増やしつつ、特定のチャネルに依存しない販売体制の構築を目指します。

 直営店舗はポップアップショップでの実績を元に、都心部で観光客の多い地域に効率的に出店していく計画で、越境ECについては、国内店舗での購入実績が良好な香港・台湾・中国などのアジア圏を中心に展開を拡大していきたい考えです。

 B2Bの販路に関しては、大きなリーチを持つセレクトショップへの卸や、有名企業とのアップサイクルコラボレーション実績を増やすことで、チャネルを拡大しながら、CRAFSTOブランドの認知向上を効率的に行っていくとしています。

 「これらの事業基盤の強化を行った上で、企業のM&Aやファイナンスに精通した経営陣が中心となって、シナジーが見込める会社に積極的な買収を行っていくことで、非連続的な成長を目指していきます」(同社)

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(出典:イークラウド)

株主構成

 同社は、以下のベンチャーキャピタルや事業会社などから出資を受けています。

・CA Startups Internet Funds3号投資事業有限責任組合(株式会社サイバーエージェント・キャピタル)
・澤田インベストメント株式会社
・株式会社ファインドスターグループ
・その他事業会社、個人投資家

類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)

・クラシコム <7110> [東証G]
・キューブ <7112> [東証G]
・ダブルエー <7683> [東証G]
・アミタホールディングス <2195> [東証G]
・リファインバースグループ <7375> [東証G]

株主優待

【特典1】ECや店舗で利用できるディスカウントクーポン

▼対象コースと特典内容詳細
・114,000円コース/228,000円コース:5%割引
・342,000円以上のコース:10%割引
※利用回数や期限の定めなし

【特典2】ワークショップの優先案内

▼対象コース
・342,000円以上のコース
※ワークショップの内容により、参加には費用がかかる
※同行者1名まで可

【特典3】工房見学ツアー
毎年、抽選で5名まで、CRAFSTO本店(東京・浅草橋)の工房見学ツアーに招待する

▼対象コース
・456,000円以上のコース
※毎年1回開催予定
※毎年応募可能

【特典4】新商品の先行案内

▼対象コース
・全てのコース

発行者・募集情報

商 号:ヘリテッジ株式会社
所在地:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目5番8号
URL:https://crafsto.jp/
代表者:久保順也
資本金:95,746,380円
発行可能株式総数:1,000,000株(普通株式500,000株、A種優先株式500,000株)
発行済株式総数:18,320株(普通株式14,811株、A種優先株式3,509株)
調達前時価総額:696,160,000円
設立年月日:2020年4月9日
決算期:2月

募集株式の数(上限):普通株式 1,710株
募集株式の払込金額:1株当たり 38,000円
申込期間:2023年11月27日(月)~12月14日(木)
※上記申込期間のうち募集期間は11月27日~12月13日。早期終了の場合、予定した申込期間の最終日よりも早く、申し込みの受付を終了することがある。

払込期日:2023年12月29日(金)
目標募集額:1,995万円
上限募集額:6,498万円

投資金額のコース及び株数
11.4万円コース(3株)
22.8万円コース(6株)
34.2万円コース(9株)
45.6万円コース(12株)
特定投資家向けコース
102.6万円コース(27株)
205.2万円コース(54株)

資金使途
①調達額1,995万円(目標募集額)の資金使途
店舗設営運営費:724万円
広告宣伝費:300万円
人件費:200万円
材料仕入費:250万円
研究開発費:125万円
手数料:395万円

②調達額6,498万円(上限募集額)の資金使途
店舗設営運営費:1,210万円
広告宣伝費:1,800万円
人件費:1,200万円
材料仕入費:250万円
研究開発費:125万円
システム開発費:700万円
手数料:1,212万円

連絡先
ヘリテッジ株式会社
03-5846-9195

※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、イークラウドの下記ページをご覧ください。

3期連続成長中!アップサイクルや環境配慮型素材で未来のファッションを創る「ヘリテッジ」


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