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【材料】エヌビディアが決算受け時間外でマイナス圏 好調な決算も事前の高い期待までは満たさず=米国株個別

(NY時間16:43) 時間外
エヌビディア<NVDA> 494.27(-9.82 -1.95%)

 エヌビディア<NVDA>が引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。注目のデータセンター部門も予想を上回る売上高を計上した。また、第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。

 ただ、株価は時間外で売買交錯の末にマイナス圏で推移。特にデータセンター部門は予想を上回る好調な内容だったものの、投資家の事前の期待がコンセンサス予想よりもかなり高い位置にあったことから、今回の145億ドルの売上高は投資家の高い期待を十分に満たすことができず、市場は冷静な反応を示しているようだ。

 また、市場のもう一つの注目点であった米政府による対中輸出規制の変更について同社は、旺盛な需要が他国にあることを考えれば、いまのところ変更は売上には影響しないとしている。しかし、そのために事業再編成を余儀なくされており、将来的には影響を及ぼす可能性があると述べた。

(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):4.02ドル(予想:3.36ドル)
・売上高:181.2億ドル(予想:161億ドル)
  データセンター:145.1億ドル(予想:128.2億ドル)
  ゲーム:28.6億ドル(予想:27.0億ドル)
  プロフェッショナル・ビジュアル:4.16億ドル(予想:4.09億ドル)
  自動車:2.61億ドル(予想:2.67億ドル)
・粗利益率(調整後):75%(予想:72.5%)
・FCF:70.4億ドル(予想:71.7億ドル)

(11-1月・第4四半期見通し)
・売上高:200億ドル±2%(予想:179億ドル)
・粗利益率(調整後):75~76%(予想:72.6%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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