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【市況】株価指数先物【昼】 前日の終値を挟んだ保ち合いを継続


 日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の3万3420円(-0.08%)前後で推移。寄り付きは3万3380円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3405円)にサヤ寄せする格好から、利食い優勢で始まった。その後3万3260円とナイトセッションで付けた安値水準まで軟化したが、オプション権利行使価格の3万3250円辺りでは売り込みづらく、中盤にかけてリバウンドを見せており、一時3万3530円とプラスに転じる場面も見られた。買い一巡後はこう着感が強まり、3万3400円~3万3450円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は、利食い優勢のなかナイトセッションで付けた安値水準に接近したものの、下へのバイアスは強まらず、こう着ながらも底堅い値動きを見せている。ただし、指数インパクトの大きいアドバンテスト <6857> [東証P]が買い一巡後に下げに転じるなど、ハイテクの一角が軟調となるなか、日経225先物においてもロングの持ち高調整につながった面はありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.07倍に低下した。一時14.11倍に上昇する場面も見られたが、値がさ株の一角が利食いに押されている影響から下げに転じている。ただし、200日移動平均線水準が支持線として意識されているなか、NTロングを巻き戻す流れは強まらないだろう。

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