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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:AIメカ、アイスペース、アルフレッサ

AIメカ <日足> 「株探」多機能チャートより
■AIメカテック <6227>  6,430円  +820 円 (+14.6%)  11:30現在
 AIメカテック<6227>は強弱観対立の中も異彩を放つ強調展開、8営業日続伸と気を吐いている。前日までの7営業日で1700円あまりの大幅な上昇をみせており、その反動も意識される場面だが、きょうは半導体主力株が総じて軟調ななかにあって、目先筋の売り物をこなし上値指向にある。株式需給面では今週14日から貸株規制が入っているが、東証信用残や証金残には反映されない形で外資系証券経由の貸株調達による空売りが高水準に入っている。引き続き、この買い戻し圧力が株価に浮揚力を与えている。同社株は5月下旬を境に急速に株価水準を切り上げ、最高値街道をまい進し、きょうの高値まで半年で株価は4倍以上になっている。

■C&Fロジ <9099>  1,453円  +84 円 (+6.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 C&Fロジホールディングス<9099>が大幅反発した。16日の取引終了後、取得総数340万株(自己株式を除く発行済み株式総数の13.82%)を上限として、自社株買いを実施すると発表した。資本効率の向上につながると評価した買いが入ったようだ。取得期間は11月17日から2024年9月30日。東証での市場買付と自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)により取得する。あわせて、ToSTNeT─3において17日午前8時45分に買い付けの委託を実施すると発表。同日、260万株(取得金額で35億5940万円)の買い付けを完了したと開示した。

■ispace <9348>  905円  +32 円 (+3.7%)  11:30現在
 ispace<9348>が急反発した。16日、民間月面探査プログラム「HAKUTO―R」のミッション2に関し、欧州子会社が開発するマイクロローバー(小型月面探査車)の最終デザインを公表。同時に、早ければ2024年冬に月着陸船を打ち上げる計画を発表しており、これを手掛かり視した買いが集まったようだ。マイクロローバーを使って、月の砂(レゴリス)を採取し、所有権を顧客である米航空宇宙局(NASA)に譲渡する。ミッション2ではマイクロローバーのほか、高砂熱学工業<1969>の月面用水電解装置や、月面での食料生産実験に向けたユーグレナ<2931>の自己完結型モジュールなども輸送する予定としている。

■アルフレッサ <2784>  2,475円  +71 円 (+3.0%)  11:30現在
 アルフレッサ ホールディングス<2784>が5日ぶりに反発している。16日の取引終了後、子会社ゲッカワークスが医師向け会員制Webサービス「ドクシル」の本格運用を開始すると発表しており、好材料視されている。「ドクシル」は、実名医師の専門性データや全国の医療機関データを活用することで、地域の医師や遠隔地の専門医同士をオンラインでつなぐことのできる医師向け会員制Webサービス。ゲッカワークスは、22年11月からグループの医療用医薬品など卸売事業会社の営業エリアの一部で「ドクシル」の実証実験を進めていたが、「ドクシルの機能面」、「マーケティングスペシャリストのリアルの営業活動での導入・連携サポート面」の両面で地域医療連携を支援していく体制が整ったことから、本格運用を開始するとしている。なお、同件による業績への影響は、現時点では軽微と見込んでいる。

■サッポロHD <2501>  5,832円  +166 円 (+2.9%)  11:30現在
 サッポロホールディングス<2501>が3日ぶりに反発した。16日の取引終了後、シンガポールの投資ファンドである3Dインベストメント・パートナーズが、サッポロHDの株式を買い増したことが明らかとなり、これを思惑視した買いが入ったようだ。同日、財務省に提出された変更報告書によると、保有比率は7.25%から8.32%に上昇した。保有目的は「純投資及び状況に応じて、経営陣への助言、重要提案行為を行うこと」としている。報告義務発生日は11月9日。

■高千穂交易 <2676>  3,235円  +65 円 (+2.1%)  11:30現在
 高千穂交易<2676>が反発している。16日の取引終了後、中堅中小企業向け統合SASEソリューション「Cisco+ Secure Connect」の販売を開始すると発表しており、好材料視されている。SASEとは、クラウドサービスへの経路上で、ネットワーク制御とセキュリティー統制を行う方法へシフトする考え方で、近年の働き方の変化に対応したセキュリティーモデルの一つ。同社では、「Cisco+ Secure Connect」の導入により、あらゆるユーザーとデバイスが、クラウドサービスやデータに「いつでも、どこからでも、安全にアクセスできる環境」を実現し、セキュリティーリスクを軽減することでハイブリッドな働き方を促進するほか、統合されたクラウドダッシュボードで、運用負荷が軽減され、俊敏性・速度・拡張性が向上するなどのメリットがあるとしている。

■JR東海 <9022>  3,558円  +65 円 (+1.9%)  11:30現在
 JR東海<9022>が反発している。同社は16日、水素を燃料とした「水素動力車両」の開発を目指すなか、「燃料電池」に加えて「水素エンジン」の活用も検討していると発表しており、好材料視されている。軽油を燃料とするディーゼルエンジンの替わりに、水素を燃料とする燃料電池または水素エンジンを活用するとしており、燃料電池または水素エンジンから得られる電気と蓄電池の電気で走行する「水素動力ハイブリッドシステム」の導入を目指すという。実用化されれば鉄道としては世界初となる予定で、23年11月に燃料電池を活用した模擬走行試験、24年度以降に水素エンジンを活用した模擬走行試験を実施する予定だ。

■住石ホールディングス <1514>  592円  +10 円 (+1.7%)  11:30現在
 住石ホールディングス<1514>は7日ぶり反発。著名投資家の井村俊哉氏が16日付で関東財務局に提出した変更報告書で、住石HD株の保有割合が14.19%から9.65%へ低下したことが判明。また、同日には医療関連事業や建設関連事業を手掛ける麻生(福岡県飯塚市)が関東財務局に変更報告書を提出し、住石HD株の保有割合が27.70%から31.16%に増加したことが明らかとなった。大株主の保有状況を巡って強弱観が対立し、同社株は朝方安く始まったものの、売り一巡後はプラス圏に切り返した。

■インフロニア <5076>  1,631.5円  +26.5 円 (+1.7%)  11:30現在
 インフロニア・ホールディングス<5076>が反発している。同社は16日、同社及び子会社インフォインフが、米フラクタ社(カリフォルニア州)が保有する配管の「余寿命診断システム」について、水道コンセッション事業向けに独占的な開発・提供に関するライセンス契約を締結したと発表しており、好材料視されている。同システムは、フラクタ社が米国、欧州、日本をはじめとする世界各国で提供している配管の劣化診断システムをベースとしたシステム。今後インフロニアグループが、水道コンセッション事業(上下工水)における技術革新を可能とする配管の余寿命診断システムとして独自開発を行うとしている。

■芙蓉総合リース <8424>  11,915円  +170 円 (+1.5%)  11:30現在
 芙蓉総合リース<8424>が反発している。午前10時ごろ、東京工業大学発のスタートアップ企業であるハイボット(東京都品川区)と、ハイボットが開発した非破壊検査ロボットを対象とするロボットの稼働率に応じた従量課金型のリース契約を締結したと発表しており、好材料視されている。ハイボットが開発した多関節ロボットアーム「Float Arm」は、福島第一原子力発電所の廃炉作業などの現場で利用されたものをベースに、より多くの現場で使用できるよう軽量・コンパクト化を実現。更に先端に装着できる点検デバイスを拡張・変更可能とすることでさまざまな点検・メンテナンス業務に対応できる汎用性の高い設計となっているのが特徴。今回のリース契約締結は、ハイボットが「Float Arm」を活用したRaaS(ロボット・アズ・ア・サービス)事業を欧州で本格的に開始するにあたり、ロボットの稼働率に応じた従量課金型のリースにより事業拡大を支援するのが狙いで、芙蓉リースは稼働率に応じてリース料が変動する「従量課金型のリーススキーム」を活用し支援するとしている。

■キムラユニティー <9368>  1,368円  +17 円 (+1.3%)  11:30現在
 キムラユニティー<9368>が続伸した。16日の取引終了後、東海理化<6995>とともに新たな車両リースサービスの提供を始めたと発表し、材料視されたようだ。キムラユニテが提供する車両リースサービスと、東海理の社用車管理向けDX(デジタルトランスフォーメーション)サービス「Bqey(ビーキー)」をパッケージ化した。これまではリース車両とBqeyの申し込み、支払い、リース満了時の車両引き揚げなど、契約窓口ごとに対応が必要な形となり、顧客の業務負荷が掛かるといった課題があった。パッケージ化により契約や支払いが一本化されることとなり、顧客の利便性向上が期待できる。

■野村不HD <3231>  3,750円  +29 円 (+0.8%)  11:30現在
 野村不動産ホールディングス<3231>など不動産株の一角が堅調に推移している。16日の米国市場で、長期金利の指標となる10年債利回りは4.43%に低下した。米国の週間失業保険申請件数が市場予想を上回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げの観測が一段と後退。米長期金利に低下圧力を掛けた。金利上昇が収益面でマイナスの影響をもたらすとされる不動産株に対しては、内外金利の先高観が薄れつつあると受け止めた投資家の選別物色の流れが追い風となっているようだ。ヒューリック<3003>や明和地所<8869>、スターツコーポレーション<8850>などがしっかり。

■フルヤ金属 <7826>  9,270円  -790 円 (-7.9%)  11:30現在
 フルヤ金属<7826>は大幅続落。16日の取引終了後、104万4000株の公募増資と上限15万6000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。株式需給の悪化や1株利益の希薄化を懸念した売りに押されている。発行価格は27日から29日までのいずれかの日に決定する。調達資金約108億円(手取概算額)は、半導体装置向け熱電対量産設備や水電解装置向け触媒量産設備などの設備投資に充てる。あわせて、東京証券取引所からプライム市場への変更が承認されたと発表した。変更日は12月6日。

■アサヒ <2502>  5,565円  -239 円 (-4.1%)  11:30現在
 アサヒグループホールディングス<2502>が3日続落した。16日の取引終了後、海外市場における株式売り出しを決議したと発表。株式需給に及ぼす悪影響を警戒した売りが出たようだ。売出株式数は3347万9200株。三井住友フィナンシャルグループ<8316>傘下の三井住友銀行や三井住友トラスト・ホールディングス<8309>傘下の三井住友信託銀行など金融機関8社と、このうち1社の退職給付信託再受託者である金融機関をあわせた9社が株式を売り出す。売出価格は11月28日から12月1日までのいずれかの日に決める。

■トヨタ自動車 <7203>  2,864円  -15 円 (-0.5%)  11:30現在
 トヨタ自動車<7203>が全般軟調地合いのなかで売り優勢も底堅さを発揮している。外国為替市場では足もと1ドル=150円台後半の円高方向に推移しており、自動車セクターの中でも特に為替感応度の高い同社株にとって風向きは悪いものの、好業績を評価する形で機関投資家とみられる買いが根強く続いている。9月20日につけた上場来高値2911円50銭を視界に入れており、2800円台後半は強弱観が対立しマーケットの注目度も高い。24年3月期営業利益は期初予想を大幅増額し前期比65%増の4兆5000億円を予想し、時価予想PER10倍未満と指標面でも割安感が強い。

◆ハイパー <3054>  380円  +80 円 (+26.7%) ストップ高   11:30現在
 ハイパー<3054>がストップ高の380円に買われている。16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、好材料視されている。上限を10万株(発行済み株数の1.01%)、または4000万円としており、取得期間は11月20日から12月22日まで。資本効率の一層の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的という。

●ストップ高銘柄
 Welby <4438>  730円  +100 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 Waqoo <4937>  1,730円  -500 円 (-22.4%) ストップ安   11:30現在
 マリオン <3494>  1,872円  -500 円 (-21.1%) ストップ安   11:30現在
 以上、2銘柄

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