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【市況】株価指数先物【昼】 過熱感を警戒しつつも9月の戻り高値が射程に入る


 日経225先物は11時30分時点、前日比640円高の3万3350円(+1.95%)前後で推移。寄り付きは3万3290円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3210円)を突破し、ナイトセッションで付けた高値(3万3250円)を上回る形でのギャップアップで始まった。買い一巡後に3万3200円まで上げ幅を縮めた後は上へのバイアスが強まり、中盤にかけて3万3390円まで買われた。終盤にかけては3万3280円~3万3370円辺りでの保ち合いとはなったが、高値圏での推移である。

 日経225先物は、ボリンジャーバンドの+2σ水準で寄り付き、過熱感が警戒されやすいところであったが、中盤以降は+2σを上回っての推移を見せており、断続的にショートカバーを誘い込む格好となっている。週足の+2σは3万3570円辺りで推移しているため、9月の戻り高値3万3450円が射程に入るなかではショートは避けたいところだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に上昇した。直近の戻り高値の14.02倍を突破し、14.05倍に位置する200日移動平均線を上放れてきた。本日はファーストリテイリング <9983> [東証P]のほか、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価をけん引しており、グロース優位のなかでNTロングに向かわせている。

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