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【市況】NY債券:米長期債相場は弱含み、中長期のイールドカーブはフラットニング気配


10日の米国長期債相場は弱含み。米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁はCNBCのインタビューで、「米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策は極めて良好な位置に着けている」、「インフレを巡るニュースもかなり良好だ」と指摘したが、「勝利宣言にはまだかなり尚早だ」と語ったことが要因。追加利上げの可能性は残されていると示唆したことから、2年債などの利回り水準はやや強い動きを見せた。中長期のイールドカーブはフラットニング気配で推移。

CMEのFedWatchツールによると、10日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.25-5.50%となる確率は86%程度。24年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.50-5.75%以上となる確率は27%程度。10年債利回りは米国市場の中盤にかけて4.567%近辺まで低下したが、その後反転し、取引終了時点にかけて4.652%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は-41.00bp近辺、2-30年は-29.70bp近辺で引けた。2年債利回りは5.06%(前日比:+3bp)、10年債利回りは4.65%(前日比+2bp)、30年債利回りは、4.76%(前日比:-1bp)で取引を終えた。

《MK》

 提供:フィスコ

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