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【材料】日東紡がカイ気配スタート、今期利益予想の引き上げ評価しAIサーバー向け成長も期待

日東紡 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日東紡績<3110>がカイ気配スタート。前営業日となる2日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しをこれまでの45億円から55億円(前期比98.4%増)に引き上げており、業況を評価した買いが入ったようだ。

 今期の売上高の見通しは据え置いた。9月中間期の売上高は前年同期比9.1%減の427億3400万円、最終利益は同53.0%減の35億1600万円と、計画に対して上振れて着地した。強化プラスチック用途の複合材などを手掛ける原繊材事業は減収、営業赤字に転落。ニットービバレッジを連結対象から除外したことでライフサイエンス事業は減収減益となった。半面、機能材事業は減収減益ながら、AIサーバー向けの需要拡大で、低誘電特性を持つスペシャルガラスの販売が伸長し下支えしたほか、設備材事業は増収・大幅な営業増益となった。9月中間期の実績や業績動向を踏まえ、通期の業績予想を見直した。

出所:MINKABU PRESS

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