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【市況】イエレン長官がドラッケンミラー氏の批判に反論

 著名投資家のドラッケンミラー氏がパンデミック当時に米財務省が事実上のゼロ金利を利用して長期債の発行を増やさなかったのは「史上最悪の失策」だと批判している。

 ドラッケンミラー氏は「なぜこの件でイエレン米財務長官が批判されていないのかさっぱり分からない。彼女がまだ長官職にいる権利はない」と断じていた。「金利が実質ゼロだった時に米国中の人々が住宅ローンを借り換えた。残念ながら、それしなかった機関が1つある。それが米財務省だ」と述べていた。

 しかし、その批判に対してイエレン財務長官は「その評価には同意しかねる」と反論。長官は2日夜に行われたCNNとのインタビューで「米財務省は国債ポートフォリオの平均残存期間を伸ばしてきており、実際のところ、現在のデュレーションは数十年ぶりの長さになっている」と述べた。

 米財務省のデータによれば、米国債の平均残存期間は7-9月期に72カ月に縮小したが、昨年第3四半期から今年の第2四半期までは1980年のデータ収集開始以来で最長の74カ月となっていた。

出所:MINKABU PRESS

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