野村マイクロ <日足> 「株探」多機能チャートより
野村マイクロ・サイエンス<
6254>が大きく切り返しに転じている。前日の米国株市場ではフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は下値模索の動きが続いたものの、エヌビディア<
NVDA>や英半導体設計大手アーム<
ARM>が大幅高に買われたほか、半導体露光装置大手のASML<
ASML>なども上昇しており、一部リバウンド狙いの買いが入り始めた。また、韓国でもサムスン電子が10月上旬に底値を確認し、以降は徐々に下値切り上げ波動に転じるなど半導体市況の改善を先取りする動きが見え始めている。野村マイクロは東アジア地域に重心を置く超純水装置の大手で韓国サムスンを主要顧客としており、半導体市況の低迷がいわれるなかも、超純水装置への引き合いは旺盛で豊富な受注残を有する。23年3月期は48%営業増益で過去最高を大幅更新したが、続く24年3月期も営業利益は前期比7%増の70億円とピーク更新が続く見通しで、なお増額修正含みとみられている。
出所:
MINKABU PRESS
最終更新日:2023年10月24日 09時22分