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【材料】アナリストがマテルを「買い」でカバレッジ開始 25%の上昇余地 ただ、株価は軟調=米国株個別

(NY時間10:55)
マテル<MAT> 20.61(-0.12 -0.58%)

 米大手銀のアナリストが玩具のマテル<MAT>の投資判断を「買い」でカバレッジを開始し、目標株価を26ドルに設定した。前日終値よりも25%高い水準。同社の主力キャラクターであるバービーの映画の成功の余波を受け、同社の前途は明るいと指摘している。

 同社株は7月に公開されたバービー映画の宣伝効果もあり、株価は6月末から7月にかけて22%近く上昇。この上昇にもかかわらずアナリストは「同社株はバランスシートの負債解消に起因する、さらなる上昇が待っていると考えている。負債の返済に取り組んだ結果、同社の負債比率は大幅に改善し、利益率の改善も株価上昇を後押しするはずだ」と指摘した。

 「同社は収益性向上に注力しており、2018年以降12.5億ドル以上のコスト削減を実現し、下半期にはさらに5000万ドルのコスト削減を見込んでいる。同社は2023年以降のコスト削減について何も説明していないが、収益性向上は長期戦略の主要な柱の1つであり、事業の継続的な最適化によって推進されている」という。

 バービー映画の大成功を基盤に、同社は多くの映画やテレビ番組を開発中で、知的所有権のポートフォリオの価値を高め、子供たちの注目を集めるために成長する代替品と競争することを目的としているとも語った。

 ただ、本日の株価は軟調に推移。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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