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【材料】コンステレーションが決算受け下落 全体的には好調もビール事業への不安も=米国株個別

(NY時間13:26)
コンステレーション<STZ> 240.81(-8.56 -3.43%)

 アルコール飲料のコンステレーション・ブランズ<STZ>が下落。取引開始前に6-8月期決算(第2四半期)を発表し、ビール事業について見解が分かれているようだ。売上高、出荷量とも堅調だったものの、粗利益率が51.4%と予想を下回ったことが重しとなっている模様。

 アナリストは「粗利益率の低迷は下半期の低迷を示唆しており、全体の業績は良好だが十分ではない」と評した。ビール事業の1桁台後半の出荷量の伸びが当たり前になっており、他の生活必需品のセクターと比べても例外的だという。今後、1株利益の伸びを再加速させるためには、利益率の上昇が必要だが、現時点でそれはさほど見られないという。

 なお、第2四半期の全体の売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を大きく上回っていた。また、通期の1株利益の見通しも上方修正していた。

(6-8月・第2四半期)
・1株利益(調整後):3.70ドル(予想:3.39ドル)
・売上高:28.4億ドル(予想:28.3億ドル)
  ビール:23.9億ドル(予想:23.5億ドル)
  ワイン・スピリッツ:4.44億ドル(予想:4.80億ドル)
・ビールの出荷量:8.7%増(予想:6.7%増)
・ビールの粗利益率:51.4%(予想:52.2%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):12.00~12.20ドル(従来:11.70~12.00ドル)(予想:11.67ドル)
・FCF:12~13億ドル(予想:13.1億ドル)

【企業概要】
 ニューヨークに本社を置く、約40施設を有し、ブランドポートフォリオには「ロバート・モンダヴィ」や「フランシスカン・エステート」など100以上があり、ビール、ワイン及び蒸留酒の生産・販売に注力するアルコール飲料会社。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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