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【材料】マテルが反発 米大手証券のアナリストが目標株価を27ドルに設定=米国株個別

(NY時間10:27)
マテル<MAT> 22.16(+0.94 +4.41%)

 玩具のマテル<MAT>が反発。米大手証券のアナリストが投資判断を「買い」で開始し、目標株価を27ドルに設定した。前日終値よりも27%高い水準。同アナリストは同社株をトップピックに指定。消費者向け企業の環境が不安定であっても、輝きを放つ可能性があるという。

 ただし、厳しいマクロ経済見通しは一部株価に織り込まれたが、修正はまだ底を打っていないとも指摘。逆にそれが最高の調整後のリターンを提供するという。

 同社株は過去を大きく下回る水準で取引されており、修正がプラスに転じ、マクロ環境が悪化する中で回復力を証明し、バービー映画をきっかけに強力な知的所有権を収益化することで、株価は絶対ベースでも相対ベースでも再評価されると予想しているという。

 同アナリストの2023年と2024年の1株利益予想は、コンセンサス予想をそれぞれ11%と8%上回っている。

 世界興行収入10億ドルを突破した実写映画「バービー」の成功に後押しされ、今年の同社株は19%近く上昇している。

【企業概要】
 世界でバービーブランドなど子供用玩具のデザイン、製造を手掛け、小売店業者に販売するほか、ブランド物のファッション人形、乳幼児用玩具、トイカー、電動玩具などの製品を消費者へ直接販売する玩具メーカー。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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