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【材料】チャージポイント、アナリストは85%超上昇する可能性に言及=米国株個別

(NY時間10:09)
チャージポイント<CHPT> 5.11(+0.26 +5.26%)

 アナリストはEV充電ステーションを提供するチャージポイント<CHPT>に期待を寄せており、ここから大幅反発の可能性があると指摘している。同アナリストは投資判断を「買い」でスタートさせ、目標株価を9ドルに設定した。前日終値から85%高い水準。

 同社を取り巻くセンチメント悪化が、逆に魅力的なリスク・リワードを生み出しているという。同社は第2四半期に予想を下回る売上高を記録し、全世界の従業員の約10%人員削減を発表。株価も今年に入って49%超下落している。

 同社は現在、レベル2充電ポートで最大の市場シェアを占め、3万3000箇所の充電ステーションを保有している。同社のホーム・フレックス・ポートなどのL2充電ポートがそのような中で、現在の約80%から2030年までには90%以上を占めるようになることが予想されるという。L2充電ポートは米国で重要な役割を果たし、EV普及を可能にすると期待している。

 バイデン政権は2030年までに全米に50万基の公共EV充電ステーションを建設し、新車販売の少なくとも50%をEVにするという目標を掲げている。そのため、将来予想される需要を満たすために、EV充電ステーション導入は今後、加速が見込まれるという。

 同アナリストの予測では、充電ステーションの需要は2030年まで年平均40%で伸び、設置件数は2019年から2022年までの年平均2万台に対し、2030年には2倍以上の年約4万5000台まで増加させる必要があるとも指摘した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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