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【市況】ボーイングは中国経済に楽観的 2042年の民間航空機の数は現在の2倍以上と予想

 ボーイングが中国経済について楽観的な見通しを示した。中国の長期的な需要予測を上方修正し、民間旅客機の数は国内旅行部門が急成長する中で、今後20年間で2倍以上になると予測している。

 同社は前日遅くに年次商業市場見通しを公表し、中国は2042年までに、新たに8560機の民間航空機を必要とするとの見通しを示した。その場合、2042年の中国の民間航空機の数は現在の2倍以上の約9600機になるという。

 整備や訓練などの航空サービスに6750億ドルの需要が発生し、13万4000人のパイロットを含む43万3000人の新たな人材が必要になるとも付け加えた。

 短期的な成長に与える影響はあるにせよ、中国の経済成長は、国内航空旅行や貨物輸送を後押しすることが期待されるという。

 また、「中国の国内航空輸送量はすでにパンデミック前の水準を超えており、国際線の輸送量も着実に回復している。中国経済と航空交通が成長を続ける中で、われわれの民間ジェット機の全ラインアップは重要な役割を果たすだろう」と述べた。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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