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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 トーホー、ユークス、丹青社 (6日大引け後 発表分)

トーホー <日足> 「株探」多機能チャートより

 9月6日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 トーホー <8142> [東証P]  ★今期経常を41%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の46億円→65億円に41.3%上方修正。増益率が18.6%増→67.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は6月に続き、2回目。業務用食品卸売事業を中心に想定を上回るペースで業況の改善が進んでいることを反映した、
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の60円→70円(前期は35円)に増額修正した。

 ユークス <4334> [東証S]  ★上期経常を40%上方修正
 ◆24年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の1.7億円→2.3億円に40.0%上方修正。減益率が74.0%減→63.6%減に縮小する見通しとなった。ゲームソフト分野で一部受託案件が中止となった影響で売上高は計画を下回ったものの、ロイヤリティ収入の増加や円安による収益押し上げ効果、為替差益の計上などで利益は上振れした。

 楽天地 <8842> [東証P]  ★今期経常を10%上方修正
 ◆24年1月期の連結経常利益を従来予想の10億円→11億円に10.0%上方修正。減益率が13.9%減→5.3%減に縮小する見通しとなった。映画興行事業で「名探偵コナン 黒鉄の魚影」などが好稼働したことに加え、温浴事業もコロナ禍からの回復やサウナブームを背景に伸びることが寄与。温浴事業における燃料費が想定を下回ることや、資金計画の見直しに伴う資金調達コストの減少も上振れの要因となる。

 きんえい <9636> [東証S]  ★今期経常を一転15%増益に上方修正
 ◆24年1月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億8000万円→2億1000万円に16.7%上方修正。従来の1.6%減益予想から一転して14.8%増益見通しとなった。シネマ・アミューズメント事業でヒット作に恵まれたことや直営ゲームセンターの増床効果、経費抑制などで上期業績が想定以上に好調だったことを反映した。

 丹青社 <9743> [東証P]  ★上期経常を32%上方修正
 ◆24年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の10.6億円→14億円に32.1%上方修正。増益率が47.4%増→94.7%増に拡大する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症による経済活動の制限が緩和される中、商業その他施設事業を中心に需要が回復したことが上振れの背景。

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