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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):サイバーセキ、アーレスティ、クオンタムS

サイバーセキ <日足> 「株探」多機能チャートより
■サイバーセキ <4493>  2,507円  +212 円 (+9.2%)  本日終値
 サイバーセキュリティクラウド<4493>が3営業日ぶりに急反発。同社は4日取引終了後、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が認定する「AWSパートナーパス」内の「ソフトウェアパス部門」で、最上位ステージ「DIFFERENTIATED」に昇格したと発表。この昇格により、マーケティング開発ファンド(MDF)の活用やAWS公式ブログでの掲載、AWS主催セミナーでの登壇など、グローバル規模でのマーケティングやビジネス展開が、より一層加速する見込みだとしている。

■アーレスティ <5852>  825円  +58 円 (+7.6%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
 アーレスティ<5852>が大幅高で3連騰、2018年10月以来約5年ぶりとなる800円台に乗せてきた。自動車向けを中心とするダイカスト大手で、事業提携などを含め電気自動車(EV)シフトに対応した経営戦略にも余念がない。PBRは依然として0.3倍台と超割安圏にあり、東証プライム市場に上場する同社は、東証のPBR1倍割れ企業への改善要請を背景に、今後の成長投資や株主還元への期待が株高思惑につながっている。業績面でも自動車生産の回復を受けて急回復期に入っている。24年3月期営業利益は22億円(前期実績は2300万円)と変貌する見通しだ。

■クオンタムS <2338>  875円  +59 円 (+7.2%)  本日終値
 クオンタムソリューションズ<2338>が急動意。4日の取引終了後、サーバーメーカーのKAYTUS SINGAPORE(KAYTUS社、シンガポール)と販売代理店契約を締結し、新たな事業を開始すると発表。これが材料視されたようだ。クオンタムSはKAYTUS社とともに、日本市場でのKAYTUS社製品のシェア拡大を図っていく。また今後、KAYTUS社が保有する製品の研究・開発などにおいて協業の可能性を探っていく。9月中旬ごろからKAYTUS社製品の販売を始める予定。

■セカンドX <5028>  1,272円  +56 円 (+4.6%)  本日終値
 セカンドサイトアナリティカ<5028>が4日ぶりに反発。午前10時ごろ、AIによりクレジットカードなどの不正利用を高精度かつリアルタイムに検知するプロダクト「不正検知エンジン」の特許を取得したと発表しており、好材料視された。「不正検知エンジン」は、AIモデルを用いて取引履歴や加盟店情報、クレジットカードの発行会社情報などの多様なデータを元に不正リスクをスコアリングすることで、高精度に不正を検知するもの。また、従来のルールベースによる不正判定機能はもちろん、異常検知の仕組みにより過去に例のないパターンを早期段階で察知し、不正被害を最小限に抑えるほか、独自の技術で高速に処理を行い、決済取引の処理時間に与える影響を抑えつつ、リアルタイムに不正リスクを算出するとしている。

■北川鉄工所 <6317>  1,500円  +60 円 (+4.2%)  本日終値
 北川鉄工所<6317>が大幅高で8月末につけた年初来高値1475円を更新。自動車業界を主要顧客とした部品鋳造及び、工作機械器具、土木機械、更に立体駐車場など幅広い分野に展開する。足もとの業績は自動車生産の回復により収益機会が拡大しているほか、製品価格の値上げ効果などで会社側想定を上回り絶好調に推移している。23年4~6月期営業利益は前年同期比2.4倍の5億8600万円と急増、これを受けて24年3月期通期の営業利益予想も第1四半期時点で上方修正しており、期初予想の7億円から10億円(前期比5.2倍)に増額した。また、注目されているのがPBRの低さで、時価換算で0.3倍台と極めて割安圏に放置されている。自動車周辺の低PBR株物色の動きが活発化するなか、同社株にもその流れに乗る銘柄として投資資金の攻勢が顕在化している。

■ユニフォームネクスト <3566>  701円  +26 円 (+3.9%)  本日終値
 ユニフォームネクスト<3566>が3日続伸。4日の取引終了後に発表した8月度の売上高が前年同月比32.2%増と増収基調が続いたことが好感された。全国的に猛暑日が続いたことで、ファン付き作業服や春夏作業服、ポロシャツ、コンプレッションインナーといった夏物商品の販売が伸長した。また、飲食店カテゴリーのエプロンや小物類の販売も前年比で好調に推移した。

■ロボペイ <4374>  2,411円  +86 円 (+3.7%)  本日終値
 ROBOT PAYMENT<4374>が反発し、年初来高値を更新した。同社はきょう、自社の請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」がRetty<7356>に導入されたと発表しており、これが株価を刺激しているようだ。請求管理ロボは、顧客の業務効率化とより良いビジネス環境の構築に貢献することを目指し、経理のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進。今年10月に施行されるインボイス制度や電子帳簿保存法に対応し、請求書に関係する法制度を順守し適切に対応するサービスとして中小企業から大手企業まで幅広く利用されている。

■サックスバー <9990>  954円  +33 円 (+3.6%)  本日終値
 サックスバー ホールディングス<9990>が大幅高で3日続伸。4日の取引終了後に発表した8月度の月次売上情報で、100%子会社である東京デリカの既存店売上高が前年同月比24.0%増と18カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。

■ナルミヤ <9275>  1,194円  +41 円 (+3.6%)  本日終値
 ナルミヤ・インターナショナル<9275>が3日続伸。4日の取引終了後に発表した8月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比12.3%増と9カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。夏休みのお出かけ需要や帰省需要が正常化したことに伴い、夏物衣料が引き続き好調に推移した。なお、全店売上高は同12.6%増だった。

■ラクオリア創薬 <4579>  764円  +15 円 (+2.0%)  本日終値
 ラクオリア創薬<4579>が続伸。4日の取引終了後、サブライセンス先企業であるシンガポールのユナイテッド・イタリアン・トレーディング・コーポレーション(UITC)社が同国において胃食道逆流症治療薬「テゴプラザン」の販売を開始したと発表しており、好材料視された。「テゴプラザン」は、ラクオリアが韓国HKイノエン社を通じてUITC社にライセンスしており、ラクオリアはHKイノエン社とのライセンス契約に基づき、HKイノエン社がUITC社から得る収益の一定割合を受け取る権利を保有している。なお、同件による23年12月期業績への影響は軽微としている。

●ストップ高銘柄
 ヤマト・インダストリー <7886>  1,355円  +300 円 (+28.4%) ストップ高   本日終値
 アジャイル <6573>  2,119円  +400 円 (+23.3%) ストップ高   本日終値
 BBDイニシアティブ <5259>  724円  +100 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値
 星光PMC <4963>  767円  +100 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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