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【市況】5日の株式相場見通し=一進一退か、米株休場で手掛かり材料難

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京株式市場は手掛かり材料難のなか、日経平均株価は前日終値をはさみ一進一退の展開か。前日は米国株市場がレーバーデーの祝日で休場だったことから材料不足は否めず、取引時間中は中国・上海株、香港株などをはじめとしたアジア株市場の動向や、米株価指数先物などの値動きを横にらみに方向感の見えにくい地合いとなりそうだ。前日の欧州株市場は高安まちまちながら、独DAXや仏CAC40、英FTSE100など主要国の株価指数は総じて軟調だった。朝方は各市場ともに高かったが、その後は値を消す展開を強いられている。根強いインフレ圧力を背景にECBによる金融引き締めが長期化することへの警戒感が買い手控えにつながった。東京市場では前日まで日経平均株価は6日続伸と上げ足が鮮明で、8月1日以来の3万3000円台回復が目前となっている。TOPIXの方はバブル崩壊後の最高値を更新しており、これに追随できるかどうかが当面のポイントだが、目先は連騰の反動も意識されやすい。今週末にメジャーSQ算出を控えていることもあって、きょうの日経平均は先物絡みで神経質な展開となることも予想される。一方、個別株物色意欲は旺盛で、中小型材料株はテーマ買いの動きが継続しそうだ。

 日程面では、きょうは7月の家計調査、9月の日銀当座預金増減見込みなど。また、午前中に10年物国債の入札が行われる。海外では8月の財新中国非製造業購買担当者景気指数(PMI)、豪中銀の政策金利発表、7月の米製造業受注など。

出所:MINKABU PRESS

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