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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):タメニー、Sイノベ、YEデジタル

タメニー <日足> 「株探」多機能チャートより
■タメニー <6181>  130円  +29 円 (+28.7%)  本日終値
 タメニー<6181>が急伸した。前週末25日の取引終了後、同社が運営する婚活事業者間の会員相互紹介プラットフォーム「CONNECT-ship(コネクトシップ)」に関し、リクルートホールディングス<6098>が展開する「ゼクシィ相談カウンター」との協業施策の実施を発表。これが株価の刺激材料となったようだ。結婚式会場や二次会、海外挙式、指輪選びなど多彩なサポートを提供するゼクシィ相談カウンターと連携し、成婚を受けて退会するコネクトシップの会員に対するサポートを拡充する。

■Sイノベ <4178>  906円  +150 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 Sharing Innovations<4178>が大幅続伸。前週末25日の取引終了後、中部エリアを拠点に「Salesforce」の導入・開発などSalesforce関連事業を展開するコンティニュー(名古屋市中区)の全株式を8月31日の予定で取得し子会社化すると発表しており、好材料視された。コンティニューをグループに迎え入れることで、単にデリバリー力・営業力の向上・強化だけではなく、顧客基盤の更なる強化や売り上げの拡大につながると判断したという。取得価額は非開示。なお、同件による23年12月期業績への影響は軽微としている。

■YE DIGITAL <2354>  718円  +68 円 (+10.5%)  本日終値
 YE DIGITAL<2354>が続急伸、年初来高値を更新した。前週末25日の取引終了後、24年2月期の連結業績予想について、売上高を165億円から180億円(前期比11.4%増)へ、営業利益を10億円から11億円(同21.0%増)へ、純利益を6億円から7億円(同10.6%減)へ上方修正したことが好感された。足もとでビジネスDXや物流DXなどのDX化に対する需要が好調に推移し、上期業績が計画を上回る見通しであることが要因としている。

■MDV <3902>  727円  +68 円 (+10.3%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 メディカル・データ・ビジョン<3902>が急騰。前週末25日の取引終了後、SBIホールディングス<8473>が同社の株式を追加取得すると発表し、材料視されたようだ。MDVは2020年11月にSBIと資本・業務提携契約を締結。金融及びヘルスケア分野での新商品・サービスの開発など協業を進めてきた。今年6月30日現在でSBIの議決権所有割合は24.63%となっている。今回、連携強化を目的に、SBIは204万3200株を上限にMDVの株式を追加取得する。取得期間は8月16日~12月29日。東京証券取引所における市場買い付けを通じ取得し、買い付け後の議決権保有割合は最大29.99%となる見通しという。

■ジーダット <3841>  982円  +40 円 (+4.3%)  本日終値
 ジーダット<3841>が大幅反発し年初来高値を更新。前週末25日の取引終了後、NTTデータ数理システム(東京都新宿区)が開発した半導体加工形状シミュレータ「ParadiseWorld-2」最新版の販売を開始すると発表しており、好材料視された。「ParadiseWorld-2」は、マスクレイアウトパターンとモデル化されたプロセスフローを入力することで、実際の半導体製造工程をシミュレーションするツール。3次元デバイスの形状を可視化することでプロセス設計者、レイアウト設計者、デバイス設計者それぞれの業務そのものに役立つだけではなく、設計分野の垣根を超えたコミュニケーションを促進するとしている。

■nms <2162>  426円  +17 円 (+4.2%)  本日終値
 nms ホールディングス<2162>が続伸。午前10時ごろ、子会社日本マニュファクチャリングサービスのベトナム拠点が、ベトナムの送り出し機関の人材会社3社と、アライアンスネットワークを構築することで合意したと発表しており、好材料視された。今回協力覚書を締結したのは、ベト国際人材株式会社(Vilaco)、ホアン・ロン人材派遣、ITMの現地企業3社。製造機能移転が進み、高度技能人材ニーズが高まるベトナム市場において、現地で実績を有する企業と連携することにより、高度技能人材の育成と安定した供給を実現するとしている。

■日本スキー場開発 <6040>  1,084円  +34 円 (+3.2%)  本日終値
 日本スキー場開発<6040>は大幅高。前週末25日の取引終了後に23年7月期業績予想の上方修正を発表しており、これを好感した買いが入った。売上高を65億円から68億9000万円(前の期比23.7%増)へ、純利益を5億円から9億円(前の期3200万円)へ引き上げた。4月以降のグリーンシーズン事業で来場者数が計画を上回ったことが業績を押し上げる。また、繰越欠損金の見直しに伴う法人税等調整額の計上も寄与する見込み。

■Jテック・C <3446>  2,416円  +60 円 (+2.6%)  本日終値
 ジェイテックコーポレーション<3446>は続伸。午後2時ごろ、大阪大学と共同で「先端機能材料加工基盤技術(ジェイテックコーポレーション)共同研究部門」を設立したと発表しており、好材料視された。同共同研究部門は、Jテック・Cの主力製品である放射光施設向け高精度X線ミラーに対する国内外の大型放射光施設やX線自由電子レーザー施設からの超高精度化の要望に応えるほか、高精度ミラーの宇宙分野や半導体分野への進出に向けて、更なる超精密加工・計測技術の研究開発、性能向上を目指すもの。大阪大学・理化学研究所科学技術融合研究センターに設置される。

■サイトリ細胞研究所 <3750>  1,039円  +24 円 (+2.4%)  本日終値
 サイトリ細胞研究所<3750>が後場動意。午前11時30分ごろ、24年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、好材料視された。現時点で詳細は未定だが、毎年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、8月25日の終値1015円に対して、年間5%程度の株主優待利回りとなる優待制度とすることを目標に協議を進めるとしている。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  396円  +8 円 (+2.1%)  本日終値
 ゲンダイエージェンシー<2411>が6日続伸。前週末25日の取引終了後、自社株49万9700株(発行済み株数の3.90%)を9月8日付で消却すると発表したことが好感されている。なお、消却後の発行済み株数は1230万株となる予定だ。

●ストップ高銘柄
 マルシェ <7524>  330円  +80 円 (+32.0%) ストップ高   本日終値
 24セブン <7074>  430円  +80 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 かんなん丸 <7585>  450円  +80 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 エコモット <3987>  608円  +100 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 環境管理センター <4657>  714円  +100 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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