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【市況】株価指数先物【昼】 NT倍率は14倍割れ


 日経225先物は11時30分時点、前日比580円安の3万1640円(-1.80%)前後で推移。寄り付きは3万1750円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1690円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き後に3万1830円まで下落幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの-1σ水準での戻りの鈍さが意識されるなか、終盤にかけて3万1610円まで売られた。

 グローベックスの米株先物が小動きのほか、香港ハンセン指数は0.9%程度の下落で推移しており、東京市場は過剰反応を見せている。ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見を控えるなか、短期的なショートの影響を受けているようだ。指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>[東証P]は売り先行で始まった後もじり安基調を見せているため、リバウンド狙いのロングは入りづらい。ただし、重要イベントを前にショートも仕掛けづらくさせると考えられ、後場は底堅さがみられる可能性はありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で13.96倍に低下し、調整のメドとされる5月半ばにつけた13.91倍に接近してきた。

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