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【特集】個人投資家・有限亭玉介:短期資金が集う!?内需系や低PBRの中で注目される株とは?【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年8月14日11時に執筆

フィッチの米国債格下げという気になるニュースは出ましたが、日本市場はそこまで影響は無いように思えます。ただ、決して地合いが良いとは言えない状況ですので、資産を守る為のアンテナは常に張っておきたいですな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

YCC修正後、どうも日本株の動きは鈍いですな。決算シーズンを通過して夏も終わりに差し掛かっております。業績好調で決算発表後は動意しても、リスク回避からかすぐに調整してしまう銘柄も散見されますねぇ。

お盆前の8月7日~10日の週の日経平均は、心理的な目安となっていた31791円を割る事無く耐え忍んだという印象です。ここからボックス相場のように再び33500円付近を目指す形となるのか注視しておりますよ。

気になっていた7月の米消費者物価指数(CPI)に関しては、総合で前年同月比3.2%の上昇となりました。食品・エネルギーを除くコアCPIは4.7%の上昇で、いずれも市場予想を0.1ポイント下回ったようです。同月の失業率は3.5%と低い水準であるものの、米国の学生ローン返済免除の取り消しなど景気悪化の要素は米国内に潜んでいるようにも思えます。

現在の日本の経済情勢で気になるのは円安ですねぇ。米CPIや日米の金利の状況を見ると、円高に振れる場面でさえ円安となっています。ガソリン代も高騰しており、政府が何かしらのアクションを起こす可能性はあるかもしれません。ひとまず相場に不安感が広がっている時は、ディフェンシブ銘柄や低PBR関連が人気化しそうです。リスク回避的な短期売買を目的として、中小型株への物色も入るかチェックですな。

5月下旬に保ち合いから上離れしたフジ日本精糖<2114>は、鮮やかな上昇トレンドを形成しております。製糖事業のコスト上昇分を価格転嫁して採算性が向上した模様。24年3月期の経常は過去最高益となる見通しです。

ガラス瓶首位の日本山村硝子<5210>は、8月7日の決算発表で上方修正が好感されました。チャート(日足)は25日線付近から窓を開けて一気に上離れしております。動意後もPER・PBRともに驚異的な割安水準ですので、何かしらの株主還元策が発表される可能性もあるか…。監視を強めております。

ベアリング向けの特殊鋼などを手掛ける日本高周波鋼業<5476>は、39期ぶりに当期純利益が過去最高益を更新する見通しです。こちらも低PER・PBRに加えで時価総額100億以下ですので足の軽さも目立ちますねぇ。

75日線を下値に上昇トレンドとなっている虹技<5603>は、鍛鋼用鋳型の需要が好調との事。直近で年初来高値を更新後もPBR1倍割れで、地合いが悪い中でも良いパフォーマンスを発揮しておりますな。自動車業界が活況になるにつれて、同社の自動車向け需要も拡大していくか…。経営のDX化も推進しているようです。

8月7日の決算と併せて上方修正したティラド<7236>は、増配の発表も好感されたようです。欧州やアジアでの受注が堅調に推移したようで、底値圏で推移していたチャート(日足)は決算後に窓を開けて動意しました。部材や電力コストが利益を圧迫している厳しい状況ですが、トレンド転換へ向かうか監視中です。

最後は日用品卸のあらた<2733>です。8月7日の決算発表後に動意すると上昇トレンドから年初来高値を更新しております。同社のPBRも1倍割れで業績も好調ですので、株主還元策が発表されるか注視ですな。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

 提供:フィスコ

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