【材料】トレンダーズ---1Q減収減益も事業選択と集中を通じ成長を目指し、美容カテゴリのデジタル・SNSマーケティング支援に注力
トレンダ <日足> 「株探」多機能チャートより
トレンダーズ<6069>は14日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比46.0%減の14.34億円、営業利益が同57.2%減の1.85億円、経常利益が同58.4%減の1.85億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同60.6%減の1.22億円となった。
当社グループは、事業の選択と集中を図りながら、将来の成長を見据えて事業投資を行い、顧客企業と生活者のニーズに合ったSNSを中心としたデジタルマーケティングソリューションの開発と提供に注力している。
マーケティング事業は、「美容マーケティング領域」と「メディカルマーケティング領域」の2つで構成されている。本事業では、一部取引において契約内容の変更に伴いグロス(総額)計上からネット(純額)計上に変更したことによる見かけ上の減収、及び美容カテゴリ以外のインフルエンサーサービスや自社メディアにおける減収があった一方で、美容カテゴリにおける堅調なSNSマーケティング需要を背景として、同カテゴリのインフルエンサーサービスや自社美容メディアであるMimiTVが好調に推移した。また、当期を中計である「2026年3月期までに営業利益20億円」達成へ向けた投資期と位置づけて、MimiTVにおける大型プロモーション施策を行い、1Qは広告宣伝費が一時的に大幅に増加した。インベストメント事業は、保有する資金を効果的かつ効率的に運用するため、非上場会社等への投資を行っている。本事業では、社債の利息収益が発生した。
2024年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比31.6%減の62.15億円、営業利益が同13.7%増の11.50億円、経常利益が同12.5%増の11.50億円、当期純利益が同10.0%増の7.80億円としている。
《SI》
提供:フィスコ