【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:コメ兵HD、エムアップ、メドレー
コメ兵HD <日足> 「株探」多機能チャートより
コメ兵ホールディングス<2780>が急騰。宝石、貴金属、時計、バッグなどのリユース事業を展開するが、脱コロナに伴うリオープン(経済再開)効果に加え、訪日客の急増を背景としたインバウンド需要を捉え、業績は会社側の想定を上回って推移している。14日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の58億円から72億円(前期比39%増)に大幅増額、これを好感する買いを呼び込んでいる。更に好業績を背景に株主還元も強化、今期年間配当は従来計画の76円に12円上乗せした88円(前期実績は60円)とすることも併せて発表、これも株価上昇を後押ししている。
■エムアップ <3661> 1,367円 +217 円 (+18.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
エムアップホールディングス<3661>がマドを開けて大陽線を示現、一時20%を超える急騰で1400円台まで駆け上がる異彩人気となった。同社はコンテンツ配信を主力とするITベンチャーだが、著名タレントのファンサイト運営が収益の主柱を担っている。14日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益段階で前年同期比29%増の7億8300万円と大幅な伸びを達成した。これをポジティブ視する形で投資資金が流れ込む格好となった。ザラ場高値は23%高の1416円で、年初につけた1414円を上回り、約7カ月ぶりの年初来高値更新となっている。
■メドレー <4480> 5,490円 +700 円 (+14.6%) ストップ高 11:30現在 東証プライム 上昇率4位
メドレー<4480>がストップ高の5490円に買われている。14日の取引終了後、23年12月期の連結業績予想について、売上高を191億5000万円から198億円(前期比39.6%増)へ、営業利益を16億3000万円から22億5000万円(同74.4%増)へ、純利益を11億8000万円から20億円(同96.5%増)へ上方修正したことが好感されている。主に人材プラットフォーム事業が好調に進捗していることに加えて、予備費用を含めた販管費が下振れる見通しであることが要因としている。なお、第2四半期累計(1~6月)決算は、売上高107億700万円(前年同期比52.3%増)、営業利益24億2000万円(同90.3%増)、純利益18億8400万円(同94.4%増)だった。
■RJ <9522> 1,129円 +123 円 (+12.2%) 11:30現在
リニューアブル・ジャパン<9522>が急反発した。14日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表。最終損益は8億6400万円の黒字(前年同期は12億6000万円の赤字)に転じ、通期の計画を上回って着地したことが材料視された。売上高は前年同期比17.4%増の94億6800万円だった。今年4月と6月に自社開発案件である太陽光発電所が商業運転を開始。セカンダリーにおける太陽光発電所の取得もあって、売電事業の売上高増加に寄与した。
■エニマインド <5027> 1,230円 +129 円 (+11.7%) 11:30現在
14日に決算を発表。「上期最終は67%増益・通期計画を超過」が好感された。
AnyMind Group <5027> [東証G] が8月14日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比67.3%増の8700万円に拡大し、通期計画の8400万円に対する進捗率が103.6%とすでに上回り、さらに前年同期の21.8%も超えた。
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■日機装 <6376> 964円 +93 円 (+10.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率7位
日機装<6376>が急反発した。14日の取引終了後、23年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しは29億円から51億円(前期比62.6%減)に見通しを引き上げており、手掛かり視されたようだ。足もとの為替や事業の動向を踏まえ、今期の売上収益予想は1800億円から1900億円(同7.3%増)に上方修正した。メディカル事業で収益性の改善を見込む半面、ポンプ・システム事業や航空宇宙事業の下振れリスクを織り込み、営業利益予想は据え置いた。23年1~6月期の売上収益は前年同期比0.4%減の872億1900万円、最終利益は同2.0倍の38億7300万円だった。航空宇宙と医療部門の売上収益が伸びたほか、円安による為替差益の計上も寄与した。
■フィナHD <4419> 741円 +71 円 (+10.6%) 11:30現在
14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は赤字縮小で着地」が好感された。
Finatextホールディングス <4419> [東証G] が8月14日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は1.2億円の赤字(前年同期は2.7億円の赤字)に赤字幅が縮小した。
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■ハナツアーJ <6561> 2,459円 +212 円 (+9.4%) 11:30現在
14日に決算を発表。「上期経常が黒字浮上で着地・4-6月期も黒字浮上」が好感された。
HANATOUR JAPAN <6561> [東証G] が8月14日大引け後(16:00)に決算を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は1.9億円の黒字(前年同期は9.7億円の赤字)に浮上し、通期計画の6.2億円に対する進捗率は31.0%となった。
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■ジーエヌアイグループ <2160> 1,489円 +121 円 (+8.9%) 11:30現在
14日に決算を発表。「上期最終が2.5倍増益で着地・4-6月期も5.1倍増益」が好感された。
ジーエヌアイグループ <2160> [東証G] が8月14日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比2.5倍の16.5億円に急拡大し、通期計画の17億円に対する進捗率は97.4%となり、5年平均の95.1%とほぼ同水準だった。
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■クリアル <2998> 8,520円 +680 円 (+8.7%) 11:30現在
14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は3.2倍増益で着地」が好感された。
クリアル <2998> [東証G] が8月14日大引け後(16:00)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.2倍の3億円に急拡大し、通期計画の7.2億円に対する進捗率は42.8%に達し、さらに前年同期の19.2%も上回った。
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同時に発表した「青山財産と包括的業務提携」も買い材料。
青山財産ネットワークス <8929> と業務提携。
■チェンジHD <3962> 2,017円 +153 円 (+8.2%) 11:30現在
チェンジホールディングス<3962>が急反発。14日の取引終了後に4~6月期決算を発表。売上高が前年同期比85.3%増の51億1800万円、営業損益が前年同期の赤字(1800万円の赤字)から7億1700万円の黒字に転換して着地しており、これを好感した買いが入っている。ふるさと納税プラットフォームの手数料率引き上げや自治体向けSaaSビジネスの好調などにより、主力のパブリテック事業が大きく増加。デジタル人材の育成支援などを担うNEW-ITトランスフォーメーション事業も伸びた。
■TMN <5258> 1,300円 +92 円 (+7.6%) 11:30現在
14日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は2.9倍増益で着地」が好感された。
トランザクション・メディア・ネットワークス <5258> [東証G] が8月14日大引け後(15:30)に決算を発表。24年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.9倍の1.6億円に急拡大し、通期計画の7.8億円に対する進捗率は前年同期の10.5%を上回る20.6%に達した。
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■ギフティ <4449> 1,683円 +111 円 (+7.1%) 11:30現在
ギフティ<4449>が大幅続伸している。14日の取引終了後に発表した第2四半期累計(1~6月)連結決算が、売上高35億8400万円(前年同期比56.6%増)、営業利益10億900万円(同3.8倍)と大幅な増収増益となり、営業利益が通期計画を上回ったことが好感されている。自治体や法人における高いギフト需要が継続しており、なかでも「giftee for Business」「地域通貨」が好調に推移した。なお、23年12月期通期業績予想は、売上高67億8800万円(前期比43.7%増)、営業利益8億1300万円(同2.2倍)の従来見通しを据え置いている。
■久世 <2708> 1,345円 +300 円 (+28.7%) ストップ高買い気配 11:30現在
久世<2708>がカイ気配スタート。14日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を625億円から640億円(前期比13.4%増)へ、営業利益を6億500万円から13億5000万円(同60.2%増)へ、純利益を5億8000万円から12億5000万円(同50.2%増)へ上方修正したことが好感されている。従来予想では、グループが事業活動の中心としている外食・中食市場が一定の回復傾向に進むとの仮定に基づき業績を予想していたが、更に足もとで法人活動が活発化し、インバウンドの戻りやいわゆるリベンジ消費もあって、第1四半期業績が計画を上回っていることが要因としている。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高154億8300万円(前年同期比18.5%増)、営業利益4億3000万円(前年同期4800万円の赤字)、純利益6億1400万円(前年同期比21.2倍)だった。
■jig.jp <5244> 392円 +80 円 (+25.6%) ストップ高買い気配 11:30現在
jig.jp<5244>がカイ気配スタート。14日の取引終了後に24年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。営業利益は4億5300万円で着地し、通期の計画(9億9200万円)に対する進捗率は約46%に上った。好発進となったことを評価した買いが集まったようだ。4~6月期の売上高は30億900万円だった。同社は前期の第1四半期に四半期財務諸表を作成しておらず、決算短信の連結経営成績に前年同期と比較した増減率の記載はない。ライブ配信事業「ふわっち」が好調に推移し、四半期で売上高・利益ともに過去最高を更新。ブラウザ決済比率の向上による決済手数料の圧縮で、利益は予算対比で大幅に進捗した。
■エスケーエレ <6677> 1,978円 +400 円 (+25.3%) ストップ高買い気配 11:30現在
エスケーエレクトロニクス<6677>がストップ高の1978円水準でカイ気配となっている。14日の取引終了後、23年9月期の連結業績予想について、売上高を275億円から276億円(前期比10.9%増)へ、営業利益を43億円から46億円(同20.5%増)へ、純利益を25億円から30億円(同9.6%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を33円から144円へ引き上げたことが好感されている。大型フォトマスク事業で、有機ELパネル用が主に中国市場を中心としたスマートフォン向けに堅調に推移したほか、IT製品、車載パネル、VRデバイス向けにフォトマスクの需要が増加し、これらを受けて第3四半期累計(22年10月~23年6月)決算が大幅な増収増益となったことが要因。また、費用の圧縮への取り組みや円安の進行による為替差益が発生したことも寄与する。
■デルソーレ <2876> 497円 +80 円 (+19.2%) ストップ高買い気配 11:30現在
デルソーレ<2876>がストップ高の497円水準でカイ気配となっている。14日の取引終了後、24年3月期の単独業績予想について、売上高を171億円から175億円(前期比3.6%増)へ、営業利益を1億8000万円から8億円(同91.5%増)へ、純利益を1億2000万円から4億8000万円(同58.4%増)へ上方修正したことが好感されている。食品事業で外食需要の回復や家庭用市場の積極的な開拓を進めたことや、外食事業でオフィス立地店舗の集客の回復などを背景に売上高が伸長した。また、食品事業の価格改定効果に加え、主要販売先である業務用分野が好調に推移し、生産効率の向上などによる原価低減が進展したことも寄与する。
●ストップ高銘柄
和心 <9271> 463円 +80 円 (+20.9%) ストップ高 11:30現在
など、13銘柄
●ストップ安銘柄
ピクセラ <6731> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 11:30現在
ヘッドウォータース <4011> 8,190円 -3,000 円 (-26.8%) ストップ安売り気配 11:30現在
伊豆シャボテンリゾート <6819> 240円 -80 円 (-25.0%) ストップ安 11:30現在
アクシスC <9344> 1,599円 -500 円 (-23.8%) ストップ安 11:30現在
ベイシス <4068> 1,759円 -500 円 (-22.1%) ストップ安売り気配 11:30現在
など、18銘柄
株探ニュース