【材料】日産東京販売ホールディングス---1Qは2ケタ増収増益、過去最高益を計上
日産東HD <日足> 「株探」多機能チャートより
日産東京販売ホールディングス<8291>は9日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比11.8%増の356.47億円、営業利益が同68.4%増の18.27億円、経常利益が同69.5%増の18.19億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同99.0%増の14.34億円となった。
自動車関連事業の売上高は前年同期比11.1%増の339.67億円、セグメント利益(営業利益)は同60.6%増の20.03億円と過去最高益となった。引き続き顧客から高い評価をいただいている軽自動車EVのサクラ、e-POWER車のノート・ノートオーラ・エクストレイルに加えて、新型セレナのe-POWER車も発売となり、多く受注している。同社グループではこのような商品力を背景にEV販売台数累計1万台超の「電動化リーダー」としての強みに加え、個人リース(25年以上の販売により保有台数1万台超)の拡販により電動車を中心に受注台数と収益の拡大に取組んできた。
情報システム関連事業の売上高は同29.4%増の15.81億円、セグメント利益(営業利益)は同23.5%増の0.52億円となった。IT投資が活発となってきた中、マネージドサービス事業が堅調に推移した。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.0%増の1,500.00億円、営業利益が同6.2%減の60.00億円、経常利益が同6.4%減の57.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%増の33.00億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ