【材料】スペースシャワーネットワーク---1Qは増収・黒字転換、全事業部門が黒字化する
Sシャワー <日足> 「株探」多機能チャートより
スペースシャワーネットワーク<4838>は9日、2024年3月期第1四半期(23年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.7%増の41.53億円、営業利益が2.30億円(前年同期は1.25億円の損失)、経常利益が2.44億円(同0.24億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同471.4%増の1.59億円となった。
メディアセグメントの売上高は前年同期比14.3%減の9.99億円、セグメント利益は同19.2%減の1.11億円となった。有料放送事業においては、番組販売売上が減少したことなどにより、前年同期比で減収減益となった。ま
た、映像制作事業においては、ミュージックビデオの制作案件等の受注が減少したものの、コスト削減などによ
り、前年同期比で減収増益となった。
ライブ・コンテンツセグメントの売上高は前年同期比52.0%増の17.48億円、セグメント利益は0.81億円(前年同期は1.66億円の損失)となった。ライブハウス事業やエンタテインメントカフェ事業など店舗ビジネスにおいては、コロナ禍からの回復が続いたことに加えて、2023年3月に「あっとほぉーむカフェ」の新規出店をしたことによる収容人数の増加などにより、前年同期比で増収増益となった。イベント事業においても、前年度に続き2回目の開催となった国内最大規模のヒップホップイベント「POP YOURS」がチケットソールドアウトにて開催されたことなどにより、前年同期比で増収増益となった。
ソリューションセグメントの売上高は前年同期比28.1%増の14.06億円、セグメント利益は同1917.0%増の0.54億円となった。ディストリビューション事業において、音楽配信売上が好調に推移し、前年同期比で増収増益となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比8.2%増の166.50億円、営業利益が同261.3%増の5.54億円、経常利益が同6.5%増の6.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.5%増の3.74億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ