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【材料】ムサシ---1Qは減収なるも増益、金融汎用・選挙システム機材が堅調な推移を見せる

ムサシ <日足> 「株探」多機能チャートより

ムサシ<7521>は8日、2024年3月期第1四半期(23年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.9%減の86.95億円、営業利益が同10.4%増の7.10億円、経常利益が同8.2%増の7.32億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同15.8%増の5.09億円となった。

情報・印刷・産業システム機材のうち、情報・産業システム機材は、文書のデジタル化事業が官公庁・自治体及び民間企業からの受注とも概ね順調に推移した。また、業務用ろ過フィルターや工業用検査機材の販売も概ね順調に推移したが、前年度大幅に伸長した電子化機器の販売が反動減の影響を受けた。印刷システム機材は、印刷材料の販売が低調に推移したほか、機器の販売も需要低迷の影響で落ち込んだが、多目的プリンターの販売は伸長した。

金融汎用・選挙システム機材のうち、金融汎用システム機材は、貨幣処理機器の販売が金融機関や運輸業界向けに、新紙幣発行に伴う更新需要などを取り込み順調に推移した。選挙システム機材は、4月に実施された統一地方選挙向けに投票用紙交付機、計数機などの機器や、投開票システム等の販売が好調に推移した。

紙・紙加工品は、医薬品や化粧品向け紙器用板紙などの販売が伸長し、順調に推移した。また、印刷用紙や情報用紙の販売も概ね順調に推移した。

2024年3月期通期については、第1四半期連結累計期間の利益が通期予想を上回る状況ではあるものの、現在業績予想の見直しを行っており、現時点では売上高が前期比4.5%減の354.02億円、営業利益が同79.4%減の5.39億円、経常利益が同78.5%減の5.81億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同82.9%減の3.02億円とする期初計画を据え置いている。

《SO》

 提供:フィスコ

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