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【市況】4日の株式相場見通し=続落か、下値模索も売り一巡後の動きに注目

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 4日の東京株式市場は売り買い交錯のなかも、日経平均株価が3万2000円大台近辺で弱含みに推移しそうだ。前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて下値模索の動きを継続したほか、米国株市場でもNYダウ、ナスダック総合株価指数いずれも下落基調が続いた。長期金利の上昇傾向が続いており、この日は10年債利回りが一時4.19%と約9カ月ぶりの高水準に達し、これを嫌気して幅広い銘柄に売りが広がった。日本時間今晩に発表される7月の米雇用統計の内容を確認したいとの思惑や、アップル<AAPL>やアマゾン・ドット・コム<AMZN>などハイテク大手の決算発表を控え、積極的な買いが入りにくかった。一方、下値では値ごろ感からの押し目買いが観測され、NYダウ、ナスダック指数ともに下げ幅は限定的なものにとどまっている。東京市場では今週前半に日経平均が大きく水準を切り上げたがその後は急速に地合いが悪化し、前日までの2営業日で計1300円以上も値を下げた。目先突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いも想定されるところ。売り優勢で始まったあとは、米株価指数先物やアジア株市場の動向を横にらみに下げ渋る可能性もある。

 3日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比66ドル63セント安の3万5215ドル89セントと続落。ナスダック総合株価指数は同13.732ポイント安の1万3959.715だった。

 日程面では、きょうは7月の輸入車販売、7月の社名別新車販売、7月の軽自動車販売など。海外では6月のユーロ圏小売売上高、7月の米雇用統計など。

出所:MINKABU PRESS

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