【市況】株価指数先物【昼】 円安を手掛かりに買い戻しの動きが優勢
日経225先物は11時30分時点、前日比140円高の3万3400円(+0.42%)前後で推移。寄り付きは3万3280円とシカゴ日経平均先物清算値(3万3260円)にサヤ寄せする格好から、小動きで始まった。その後は利食い優勢のなかで現物の取引開始直後に3万3190円まで下げたものの、同水準に位置しているボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能する格好から切り返しており、終盤にかけて一時3万3430円まで上げ幅を広げた。
日経225先物は下値の堅さが意識されるなか、為替市場では円相場が1ドル=142円台後半と円安に振れており、買い戻しの動きが優勢となったようだ。東京エレクトロン <8035> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が堅調なほか、円安を受けてトヨタ <7203> [東証P]など輸出関連株も買われており、ロングに向かわせている。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.30倍に上昇した。ただし、75日移動平均線に上値を抑えられており、NTショートの巻き戻しを狙った動きは限られているようだ。
株探ニュース