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【市況】株価指数先物【昼】 3万2000円を割り込まず、買い戻しの動きに


 日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の3万2380円(-0.09%)前後で推移。寄り付きは3万2270円とシカゴ日経平均先物清算値(3万2330円)を下回り、売り先行で始まった。ネットフリックス<NFLX>とテスラ<TSLA>の株価急落により指数インパクトの大きい値がさハイテク株が売られるなか、現物の寄り付き直後には一時3万2060円まで下げる場面が見られた。ただし、節目の3万2000円を割り込まなかったことで、売り一巡後はショートカバーから下落幅を縮めた。さらに、香港ハンセン指数が上昇に転じるなか、終盤にかけてショートカバーが強まり、3万2410円と前日比変わらずの水準まで戻している。

 日経225先物は米ハイテク株の下落影響からショートが先行したが、その後は下げ渋る動きとなった。節目の3万2000円を割り込まなかったほか、円相場が1ドル=140円20銭台と円安に振れていることも買い戻しに向かわせたようである。ボリンジャーバンドの-1σが位置する3万3350円辺りを上回っての推移が継続するようだと、昨日の大幅な下げに対する自律反発狙いのロングが入りそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.29倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さが目立っており、NTショートが入りやすいなか直近安値および75日線を下回ってきた。

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