市場ニュース

戻る
 

【市況】14日の株式相場見通し=続伸、世界株高の流れに乗り戻り足継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻しが続き、日経平均株価は続伸する可能性が高い。ここ世界同時株高の局面が続いており、前日は東京市場でもようやくその流れに乗って、日経平均は470円あまりの大幅高で切り返した。前日はリスクオンの地合いが欧州株市場でも継続し、主要国の株価指数が全面高となり、独DAXや仏CAC40は揃って5日続伸となった。また、米国株市場でも金利低下を背景にハイテク株中心に買いが集まり、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに4日続伸、とくにナスダック指数の上昇率が目立っている。6月の米卸売物価指数(PPI)が事前コンセンサスを下回ったことで、FRBによる利上げ長期化に対する警戒感が一段と後退し、市場のセンチメントを強気に傾けた。東京市場では、きょうはオプションSQの算出日にあたり、寄り付きやや不安定な動きとなる可能性はあるものの、SQ通過後は先物主導で上げ足を強めるケースも考えられる。目先筋の戻り売りをこなし、日経平均は3万2000円台後半で頑強な展開となることが予想される。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比47ドル71セント高の3万4395ドル14セントと4日続伸。ナスダック総合株価指数は同219.607ポイント高の1万4138.570だった。

 日程面では、きょうは株価指数オプション7月物のSQ算出日にあたる。また、5月の鉱工業生産(確報値)など。海外では、5月のユーロ圏貿易収支、6月の米輸出入物価指数、7月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・速報値)など。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均