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【市況】株価指数先物【昼】 3万3000円近辺では値ごろ感からのロング・ショートカバーで下げ渋る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の3万3260円(-0.18%)前後で推移。寄り付きは3万3170円とシカゴ先物清算値(3万3190円:時間外)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。現物の取引開始直後に3万3010円まで下落幅を広げたが、節目の3万3000円近辺では値ごろ感からのロングやショートカバーが意識されるなか、中盤にかけて切り返す動きとなり一時3万3370円とプラスに転じる場面も見られた。ただし、プラスをキープすることはできず、終盤にかけては3万3190~3万3290円辺りでの保ち合いを継続。

 日経225先物は売り先行から節目の3万3000円に接近したが、同水準を下回らなったことから、短期筋のショートカバーに向かわせたようだ。前場はオプション権利行使価格の3万3000円から3万3370円付近でのレンジ推移となった。グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移している。前場中盤にかけてのリバウンドにより、短期的なショートカバーは一巡したとみられ、狭いレンジでのこう着が続きそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.45倍に低下した。ボリンジャーバンドの-1σを挟んでの推移であり、同水準を明確に下放れてくるようだと、-2σの14.38倍、-3σが位置している14.32倍辺りがターゲットとして意識されそうだ。

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