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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):WA、三協立山、双葉電

WA <日足> 「株探」多機能チャートより
■ダブルエー <7683>  4,765円  +285 円 (+6.4%)  本日終値
 ダブルエー<7683>は4連騰。3日の取引終了後に発表した6月度の単体売上高(速報値)が前年同月比27%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客足が回復したことにより店頭販売が好調に推移した。また、オンライン販売が引き続き好調だったことや、新規出店したドットエスティの売上高なども寄与した。

■三協立山 <5932>  795円  +32 円 (+4.2%)  本日終値
 三協立山<5932>が上昇加速となり約4カ月ぶりに年初来高値を更新。継続的な資金流入が観測され、きょうで5連騰と上げ足に弾みがついている。同社は住宅用などを中心とするアルミ建材の大手。資材や燃料コストの上昇が利益採算面で重荷となり、23年5月期は営業減益が見込まれるものの、価格改定効果の浸透で24年5月期は大幅増益で切り返す公算が大きいとみられている。一方、国際事業では独子会社で電気自動車(EV)向けアルミ部材製造を手掛けており、EV関連の一角としてもマーケットの視線を集めているもようだ。ここ株価水準を急速に切り上げているが、依然としてPBRは0.3倍前後と極めて割安圏に位置している。

■双葉電子工業 <6986>  503円  +19 円 (+3.9%)  本日終値
 双葉電子工業<6986>が大幅続伸。3日の取引終了後、出光興産<5019>と共同で開発した国産ドローンを活用し、地域課題を解決するサービスの事業化検討を開始すると発表しており、好材料視された。両社は、1台の機体で複数の用途に対応できるマルチユースドローンの開発を22年度から進めており、実際の用途で検証することでサービス実現につなげるのが狙い。今後は共同で機体の開発に加えて、サービスステーション(SS)を起点とした設備点検や農業利用、物流配送、災害対応など、各種サービスの事業化に向けた検討を行うとともに、ドローンの操縦技術者の育成にも取り組む予定としている。

■サイエンスアーツ <4412>  865円  +29 円 (+3.5%)  本日終値
 サイエンスアーツ<4412>が続伸。同社は3日取引終了後、自社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」で、さまざまな人工知能(AI)とつながる「Buddycom AI」の提供を開始したと発表。第1弾として、米オープンAIが開発したチャットGPTと連携。今後はチャットGPTをはじめとしたさまざまな生成系AIとの連携のほか、顧客が社内情報を学習させることができるカスタマイズ環境の提供を行うとしている。

■巴川製紙所 <3878>  726円  +21 円 (+3.0%)  本日終値
 巴川製紙所<3878>が地合い悪に逆行しマドを開けて買われる展開となった。同社は紙パルプセクターに属するが、事業内容は電子材料の製造販売を主力としている。半導体関連製品でも実績が高く、高度な絶縁技術を武器に半導体実装で使われるリードフレーム固定用テープなどで高水準のグローバルシェアを獲得している。半導体市況の底入れ接近で、同社の収益環境の風向きも変わりつつあり、ここに来て見直し買いを誘導している。また、東京市場ではPBR1倍を大きく下回る低PBR株に対する物色人気が再燃している。そのなか、同社はPBR0.5倍台で依然として割安感が際立っている。

■はせがわ <8230>  369円  +10 円 (+2.8%)  本日終値
 はせがわ<8230>が続伸。3日の取引終了後に発表した6月度の売上高が前年同月比4.4%増と3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。仏壇・仏具が同3.2%増となったほか、墓石が同9.5%増となったことが寄与した。

■AFC-HD <2927>  841円  +22 円 (+2.7%)  本日終値
 AFC-HDアムスライフサイエンス<2927>が5日続伸。3日の取引終了後、23年8月期の連結業績予想について、最終利益を6億8700万円から8億6000万円(前期比17.0%増)へ上方修正したことが好感された。なすびの店舗閉鎖に伴う特別損失が想定を下回ることや、特別利益として債務免除益を計上することなどが要因としている。なお、売上高247億4100万円(同7.5%増)、営業利益14億8100万円(同46.0%増)は従来見通しを据え置いている。

■リネットJ <3556>  598円  +15 円 (+2.6%)  本日終値
 リネットジャパングループ<3556>が3日続伸。子会社のリネットジャパンリサイクルとSGホールディングス<9143>グループのSGムービングは3日、新たに7自治体と連携と協力に関する協定を締結し、家電リサイクル法指定4品目を含むさまざまな使用済み家電を自宅から回収する自治体公認サービスを開始したと発表。新たに連携協定を締結したのは、北海道雄武町、神奈川県山北町、愛知県東浦町、京都府精華町、大阪府河内長野市、兵庫県猪名川町、福岡県豊前市の7つの自治体。これにより、連携する自治体は80に拡大するという。

■カオナビ <4435>  2,117円  +51 円 (+2.5%)  本日終値
 カオナビ<4435>が4日続伸。3日の取引終了後、医療機関向けに特化した「カオナビ Medical Cloud」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。「カオナビ Medical Cloud」は、教育機関向けの「カオナビ Academy Cloud」、政府系機関向けの「カオナビ Government Cloud」に次ぐ業界特化型のパッケージ。同社では同パッケージにより、タレントマネジメントで医療系機関の働き方改革を支援するとしている。

■シイエヌエス <4076>  1,677円  +35 円 (+2.1%)  本日終値
 シイエヌエス<4076>が3日続伸し連日の年初来高値更新。この日は午前10時ごろ、日本オラクル<4716>のクラウドサービス「OCI」(オラクル・クラウド・インフラストラクチャー)の導入支援を目的に、新サービス「U-Way Lite OCI Base Model」の提供を開始すると発表しており、好材料視された。「U-Way Lite」は、気軽にOCIを利用できるよう、同社標準設計のシンプルな構成で提供することで、短納期・低コストを実現するパッケージサービス。多数のOCIの実績から得たノウハウを活用することで、短納期・低コストでOCI環境を構築し提供することができるとしている。

●ストップ高銘柄
 ジーデップ・アドバンス <5885>  17,270円  +3,000 円 (+21.0%) ストップ高   本日終値
 クオリプス <4894>  2,378円  +400 円 (+20.2%) ストップ高   本日終値
 エリッツHD <5533>  4,430円  +700 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 ディー・ディー・エス <3782>  22円  -30 円 (-57.7%) ストップ安   本日終値
 など、1銘柄

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