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【市況】26日の株式相場見通し=弱含みの展開か、世界的株安で売り優勢の地合い続く

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は主力株を中心に積極的にリスクを取りに行く動きは見込みにくく、日経平均株価は弱含みで推移する可能性が高そうだ。前週末に500円近い急落をみせた日経平均だが、きょうもリバウンド狙いの買いは限定的で、強弱観対立のなか3万2000円台半ばから後半のゾーンでもみ合う展開か。グローバルベースで株価調整局面が続いている。前週末の欧州株市場ではドイツやフランス、英国など主要国の株価指数が揃って5日続落と下値模索の動きが続いたほか、米国株市場でもNYダウが5日続落となった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も反落するなど軟調だった。世界的に中央銀行の金融引き締めに対する警戒感が拭えない状況下、冴えない経済指標が投資家心理を冷やしている。東京市場でもこの流れに抗せず、全体指数は下値を探る展開を強いられている。ただ、日経平均の3万2000円台では出遅れた向きの押し目買いの動きが根強いほか、足もと外国為替市場でドル高・円安傾向を強めていることは輸出株セクターを中心にポジティブ材料となる。きょうは、弱含み推移のなかも売り一巡後は下値抵抗力を発揮する地合いとなることも予想される。

 23日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比219ドル28セント安の3万3727ドル43セントと5日続落。ナスダック総合株価指数は同138.093ポイント安の1万3492.516だった。

 日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の主な意見(6月開催分)、5月の企業向けサービス価格、5月の外食売上高など。海外では6月の独Ifo企業景況感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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