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【市況】株価指数先物【昼】 一気にロングポジションを圧縮する動きで25日線水準が意識されるも、現在の強いトレンドは継続


 日経225先物は11時30分時点、前日比460円安の3万2710円(-1.38%)前後で推移。寄り付きは3万3450円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3445円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行した。しかし、開始直後に付けた3万3520円を高値に軟化すると、ポジションを圧縮する流れが強まり、中盤にかけて下落に転じた。その後も売りの勢いは弱まらず、節目の3万3000円を割り込むと、終盤にかけて3万2630円まで下げ幅を広げた。

 日経225先物は買い先行で始まったものの、その後の戻りは鈍く、一気にロングポジションを圧縮する動きに向かわせた。節目の3万3000円を割り込んだことでショートも強まり、急ピッチの下落によってヘッジ対応の売りも加わったようだ。ボリンジャーバンドの+1σを明確に下回ったことで、目先的には25日移動平均線が位置する3万2090円処が意識されてきた。ただし、週足の+1σは3万2000円辺りに位置しているため、この水準までの調整があったとしても、現在の強いトレンドは継続となる。なお、NT倍率は先物中心限月で14.47倍に低下した。25日線を挟んでの推移であり、相場全体に落ち着きが見られてくる局面では、NTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうだ。

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