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【市況】株価指数先物【昼】 底堅さはみられるが、値がさハイテク株の弱さから積極的なロングは入りづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の3万3490円(-0.23%)前後で推移。寄り付きは3万3430円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3565円)を下回り、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直前に3万3360円まで売られ、その後は押し目狙いの資金が流入し、一時3万3600円まで買われ、プラスに転じる場面も見られた。しかし、アドバンテスト <6857> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱い値動きが重荷となり、戻り待ちの売りに押されて3万3400円~3万3500円処でのレンジ推移となった。

 日経225先物は、ナイトセッションの安値を下回って始まったが、その後は上昇に転じる場面が見られており、押し目待ち狙いのスタンスは継続。値がさハイテク株の弱さから積極的なロングは入りづらく、短期的にショートを仕掛けてくる可能性はありそうだ。しかし、東京エレクトロンなどは下落して始まった後に下げ渋る動きを見せているため、底堅さが意識されるなかでは下へのバイアスは強まらないだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.53倍に低下した。ボリンジャーバンドの+1σを下回り、25日移動平均線水準まで下げてきた。反転が意識されやすい水準だが、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向をにらむ形となりそうだ。

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