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【市況】米国株に10月以来最大の資金流入 ヘッジファンドや機関投資家が買い=米国株

 米大手銀のストラテジストによる顧客調査によると、同銀の顧客は先週、米国株を45億ドル買い越し、10月以来最大の資金流入になったと述べた。顧客はあらゆる規模の米国株を購入しており、単一銘柄と上場投資信託(ETF)が突出していたという。

 小型株は過去1年で最大の資金流入を記録したが、この銘柄のポジションは依然として弱気。ヘッジファンドは2008年のデータ開始以来、3番目の資金流入を記録したという。逆に個人投資家は前週の買い越しから売り越しに転じた。半面、機関投資家はヘッジファンドと伴に買いを主導したとしている。

 セクター別では、通信サービスと消費関連株の買いが目立った一方、エネルギー株は流出。IT・ハイテク株への4週平均のフローは、昨年7月以降一貫してプラスで推移していたが、ここ数週間はマイナスに転じているという。

 一方、事業法人顧客による自社株買いは季節的なトレンドを下回り減少。ただ、S&P500の時価総額に占める自社株買いの割合は2022年の最高値を上回っているとも報告した。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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