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【市況】株価指数先物【昼】 3万3000円接近で押し目待ち狙いのタイミングだが、荒い値動きで入りづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日比370円安の3万3040円(-1.10%)前後で推移。寄り付きは3万3330円と、ナイトセッションの終値近辺から始まった。3万3150円まで下げた後は、中盤にかけて買い戻しが強まり、一時3万3430円とプラスに転じる場面が見られた。しかし、売り先行で始まった香港ハンセン指数や台湾加権指数が下落幅を広げるなか、終盤にかけてショートが強まり、3万3030円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は、指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]やファーストリテイリング <9983> [東証P]が寄り付き後に上げ幅を広げるなか、中盤にかけてショートカバーを狙ったトレードが入ったようだ。しかし、その後は持ち高調整の動きが強まり、ソフトバンクグループは上げ幅を縮め、ファーストリテイリングは下落に転じた。これに振らされる格好で、ロングを外す動きにショートが加わって、終盤にかけて下落ピッチが強まった。

 節目の3万3000円に接近したことで、押し目待ち狙いのタイミングとなる。ただし、戻りの鈍さが意識される局面では、再びショートを仕掛けてくる動きが警戒されるため、積極的なリバウンド狙いは限られそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.59倍と小幅に上昇した。東証プライム市場の7割超の銘柄が下落する一方で、ソフトバンクグループやアドバンテスト <6857> [東証P]のほか、商社株の上昇が支える格好だった。

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