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【市況】東京株式(前引け)=続落、欧州株安受け売り優勢の地合い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 20日前引けの日経平均株価は前営業日比208円48銭安の3万3161円94銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は6億8278万株、売買代金概算は2兆693億円。値上がり銘柄数は420、対して値下がり銘柄数は1349、変わらずは65銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が奴隷解放記念日の祝日に伴い休場だったことで手掛かり材料難が意識されたが、欧州では主要国の株価指数が総じて軟調だったことから、買い手控えムードの強い地合いとなった。中国経済の減速懸念も上値を重くしている。個別では総合商社株が人気を集めたが、買い一巡後は伸び悩む展開に。また、半導体の主力銘柄は高安まちまちとなっている。値下がり銘柄数は1300を上回り全体の約74%を占めた。売買代金は前引け段階で2兆円を上回るなど高水準に膨らんだ。

 個別ではソシオネクスト<6526>が大幅高。三菱商事<8058>、丸紅<8002>など総合商社株が買われたほか、ANYCOLOR<5032>も物色人気。また、さくらインターネット<3778>は投資資金が集中し値上がり率で群を抜いている。図研<6947>、力の源ホールディングス<3561>なども値を飛ばした。半面、レーザーテック<6920>が冴えず、トヨタ自動車<7203>もやや売りに押される展開。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが軟調、東京海上ホールディングス<8766>の下げが目立った。ニーズウェル<3992>が大きく利食われたほか、マネジメントソリューションズ<7033>も反落となった。

出所:MINKABU PRESS

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