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【市況】東京株式(前引け)=続伸、円安追い風にプラス圏着地

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 19日前引けの日経平均株価は前営業日比18円52銭高の3万3724円60銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は6億3985万株、売買代金概算は1兆8011億円。値上がり銘柄数は1207、対して値下がり銘柄数は553、変わらずは73銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均は前週末終値近辺でもみ合う展開となった。朝方は買い優勢で始まったものの、その後はすぐにマイナス圏に沈んだが、下値に対しても底堅さを発揮し下げ渋る展開に。前場取引後半に戻り足となり、前引けは小幅ながらプラス圏で着地している。前週末の米株安が利益確定の動きを誘発したものの、外国為替市場で目先ドル高・円安が進んでいることで、これが全体相場にプラスに働いている。値上がり銘柄数は1200を上回り、全体の約66%に達した。

 個別ではソシオネクスト<6526>が高く、三菱商事<8058>も堅調。ANYCOLOR<5032>が大きく買われ、ニデック<6594>も上昇した。武田薬品工業<4502>も値を上げた。このほか、JNSホールディングス<3627>、RPAホールディングス<6572>、カナミックネットワーク<3939>など中小型株が値を飛ばしている。半面、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などが利食いに押され、キーエンス<6861>も冴えない。任天堂<7974>も値を下げた。ツバキ・ナカシマ<6464>が大きく売られたほか、グリー<3632>も下落した。

出所:MINKABU PRESS

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