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【市況】NY外為:ドル続伸、FRB高官が追加利上げ支持

米ドル/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

NY外為市場ではドルが続伸した。注目されていたミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレ率で1年物は原油安が奏功し大幅に低下した。5-10年期待インフレも予想通り低下した。しかし、米連邦準備制度理(FRB)のウォラー理事が、コアインフレに改善があまり見られず追加引き締めが必要になる可能性に言及。さらに、リッチモンド連銀のバーキン総裁も「もし、FRBが利上げを時期尚早に終了した場合、一段と高い水準までの利上げリスクに直面することになる」と警戒感を示した。さらに、データが正当化されれば、追加措置を支持する姿勢を示した。

また、FRBは議会に提出する半年に一度のFRB金融政策報告を公表。「インフレは鈍化も依然2%目標を上回っている」との見解が示された。パウエル議長は来週、上下両院で公聴会に参加を予定している。

追加利上げを織り込み、米2年債利回りは4.77%まで上昇。ドル・円は141円84銭まで上昇し昨年11月来の円安・ドル高を更新した。ユーロ・ドルは1.0791ドルの高値から1.0918ドルまで反落した。ポンド・ドルは1.2848ドルから1.2806ドルへ反落した。

《KY》

 提供:フィスコ

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