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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):アクシージア、トーホー、レナサイエンスなど

萩原工業 <日足> 「株探」多機能チャートより

萩原工業<7856>:1427円(+164円)
大幅続伸。前日に上半期の決算を発表、営業利益は10.1億円で前年同期比36.2%増となり、従来予想の7.8億円を大幅に上回る着地となっている。第1四半期は減益決算となっていたことで、上振れ着地にはポジティブなサプライズも強まる。コスト上昇分の価格転嫁が想定以上に進んだもよう。通期予想の17億円、前期比23.4%増は据え置いているものの、高い進捗率から一転して上振れが期待される状況に。


アクシージア<4936>:1452円(+232円)
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は13.4億円で前年同期比22.2%増となっている。2-4月期は4.2億円で同46.8%増と、増益率は一段と拡大する状況にも。Douyin好調が牽引して中国売上全体で33%増収と好調推移が継続、日本もインバウンド需要回復の兆しが見えて直営店売上が徐々に拡大しているようだ。比較的低調な株価推移が続いていたことで、見直しの動きが活発化する展開に。


トーホー<8142>:2878円(+418円)
大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は15.2億円で前年同期比4.8倍の水準となり、業績予想を上方修正している。上半期営業利益は従来予想の12.5億円から25億円、前年同期比2倍に、通期では38億円から45億円、前期比23.3%増に上方修正。業務用食品卸売事業において、政府の旅行支援の継続やインバウンド需要の増加もあり、想定以上に業況の改善が進んでいるもよう。一段の上振れ期待も高いとみられているようだ。


セイノーHD<9076>:2045.5円 カ -
ストップ高買い気配。発行済み株式数の11.2%に当たる2100万株、300億円を上限とする自社株買いの実施を発表、取得期間は13日から24年6月12日まで。高水準の自社株買い実施による当面の需給下支えが期待される状況となっているもよう。また、配当方針の変更を発表、DOE4.0%以上を目安に年間配当を実施するとしており、24年3月期年間配当金は前期比39円増配となる95円にするとしている。


ソフトバンクG<9984>:6327円(+332円)
大幅続伸。対話式AI「ChatGPT」を開発した米「オープンAI」のサム・アルトマンCEOが来日、同社の孫正義社長と面会し、共同で事業を模索していることを明らかにしたと伝わっている。「ソフトバンクとの協議はまだ始まったばかりだが、一緒に何ができるかを検討しているところだ。彼とは長らくの友人だ」と話しているもよう。3月には生成AIの本格的な活用を目指して新会社を設立しており、今後の展開力に期待が高まる形へ。


GA TECH<3491>:1613円 カ -
ストップ高買い気配。23年10月期第2四半期累計(22年11月-23年4月)の事業利益を前年同期比277.1%増の9.10億円と発表している。投資不動産の買取再販事業などを手掛けるRENOSYマーケットプレイス事業に加え、不動産会社向けSaaSなどを取り扱うITANDI事業も伸長し、大幅な増益となった。通期予想は前期比54.8%増の16.00億円で据え置いた。進捗率は56.9%に達している。


レナサイエンス<4889>:520円(+80円)
ストップ高。NEC<6701>との間で人工知能の医療応用に関する共同研究契約を締結することを決定したと発表している。レナサイエンスがNECから開発に関わるライセンスを受けた複数のAIエンジンに医療データを学習させ、医師の診断や治療を支援するためのAIを活用した様々なプログラム医療機器を開発する。開発したプログラム医療機器は、医療機関での臨床研究で実証することで実用化につなげる。


フィット<1436>:924円(-1円)
朝高後、値を消す展開。24年4月期の営業利益予想を前期比10.2%増の5.85億円と発表している。個人・投資家が再生可能エネルギー創出に貢献できる商品・サービスの販売提供と太陽光発電所のO&M獲得に注力する。年間配当予想は12.00円。同時に発表した23年4月期の営業利益は10.9%増の5.30億円で着地した。併せて期末配当予想を従来の10.00円から12.00円(前期末実績10.00円)に増額修正した。年間配当予想も同額。
《ST》

 提供:フィスコ

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