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【市況】米大手証券のエコノミストが景気後退の確率を25%に引き下げ

 米大手証券のエコノミストは、米経済が向こう12カ月以内にリセッション(景気後退)に陥る確率を25%に引き下げた。米地銀問題のストレスが和らいだことや、米債務上限問題の合意を踏まえて予想を変更。SVB破綻後の3月中旬には確率を35%に引き上げていた。

 「銀行ストレスは今年の米実質GDPを0.4ポイント程度しか押し下げないという基本シナリオに自信を深めている。米地銀株が安定し、預金流出ペースが鈍化、融資は持ちこたえ、融資担当者調査が示す今後の基準厳格化は限定的だ」と説明。「債務上限問題を巡るテールリスクも消滅した」と指摘している。また、今年の米成長見通しを1.8%と予測。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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