市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):立花エレ、ファーマF、エクサWiz

立花エレ <日足> 「株探」多機能チャートより
■立花エレテック <8159>  2,712円  +479 円 (+21.5%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 立花エレテック<8159>が急騰。5日の取引終了後、26年3月期までの3年間で300万株(発行済み株式総数の12%)の自己株式を取得すると発表しており、好感されたようだ。26年3月期までの各年度ベースで、総還元性向は50%以上を目指す。事業成長とともに、資本効率の向上と株主還元の強化を図り、PBR(株価純資産倍率)を1倍超とすることを目指す。資本政策の一環として、同社は24年3月31日までの間、取得総数100万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.00%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施も公表した。

■ファーマフーズ <2929>  2,126円  +325 円 (+18.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
 ファーマフーズ<2929>は3連騰。機能性食品や化粧品の通販を主力展開するが足もとの業績は絶好調に推移している。5日取引終了後に発表した23年7月期第3四半期(22年8月~23年4月)決算は営業利益が前年同期比75%増の16億3400万円と急拡大、通期計画の11億9100万円を大幅に超過した。BtoB事業、BtoC事業、バイオメディカル事業など全セグメントが増収となり収益を押し上げている。これがポジティブサプライズとなり、投資資金の流入を誘った。

■エクサウィザーズ <4259>  641円  +61 円 (+10.5%)  本日終値
 エクサウィザーズ<4259>が後場急伸。チャットGPTなどの生成AIを業務や経営で活用するための企業向け研修サービスの受付開始をこの日、発表しており材料視されたようだ。提供する研修サービスは「プロンプトエンジニアリング基礎研修」や「経営・管理層向け生成AI活用研修」など3種類。事業の売上高はAIプロダクト事業に計上する。開始にあたり現時点では特別な費用を支出する予定はなく、通常の事業運営のなかで進めるとしている。

■平田機工 <6258>  8,200円  +750 円 (+10.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
 平田機工<6258>は大幅高で4日続伸し、年初来高値を更新した。5日の取引終了後、電気自動車(EV)関連設備の大型案件を受注したと発表しており、好材料視された。受注したのはEV用ドライブユニット(EDU)組み立て設備で、受注金額は80億円超。工事の進捗に応じて順次売り上げを計上する予定という。なお、受注金額の一部は24年3月期業績に反映するが、一部は来期以降の業績に寄与するとしている。

■内田洋行 <8057>  5,670円  +350 円 (+6.6%)  本日終値
 内田洋行<8057>が4連騰し年初来高値を更新。5日の取引終了後、23年7月期の連結業績予想について、売上高を2360億円から2420億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を68億円から77億円(同2.4%減)へ、純利益を48億円から53億円(同18.4%増)へ上方修正したことが好感された。第3四半期に続き、民間分野での大手企業向けICT需要やオフィス環境需要が順調に推移していることに加えて、公共分野での教育ICT事業も想定を上回って推移していることが要因としている。同時に発表した第3四半期累計(22年7月21日~23年4月20日)決算は、売上高1786億8100万円(前年同期比14.5%増)、営業利益84億7800万円(同10.8%増)、純利益58億8200万円(同32.9%増)だった。

■コメ兵ホールディングス <2780>  4,130円  +220 円 (+5.6%)  本日終値
 コメ兵ホールディングス<2780>が大幅高で3日続伸。午前11時ごろに発表した5月度の月次売上高(速報値)が前年同月比34.1%増の60億1200万円となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。

■ローム <6963>  12,640円  +460 円 (+3.8%)  本日終値
 ローム<6963>が続伸し、18年1月以来約5年5カ月ぶりの高値をつけた。5日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位の水準の引き下げにより、株式の流動性の向上や投資家層の更なる拡大を図るのが狙い。効力発生日は10月1日。

■ジンズホールディングス <3046>  3,175円  +115 円 (+3.8%)  本日終値
 ジンズホールディングス<3046>が高い。5日の取引終了後に発表した5月度の月次売上状況(速報)で、既存店売上高が前年同月比3.1%増と4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。4月27日に発売した「SESAME STREET(セサミストリート)」とコラボレーションしたメガネ「JINS×SESAME STREET」が好評を博したほか、先月に引き続き、紫外線量によってカラー濃度が変更する調光レンズや、レンズの表面だけでなく裏面から反射して入る紫外線を効果的にカットする「UV ダブルカットレンズ」をはじめとした外出に即したオプションレンズの売り上げが伸長した。なお、全店売上高は同6.2%増だった。

■ラクス <3923>  2,395.5円  +74 円 (+3.2%)  本日終値
 ラクス<3923>が4日続伸し年初来高値を更新。SMBC日興証券が5日付で投資評価「2」を継続し、目標株価を1900円から2200円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、受注が好調であることを評価。前期に大量採用した人材の戦力化が進んで獲得効率が上がっていることに加えて、インボイス制度や電帳法改正といった制度改正がきっかけとなり新規獲得につながっているとしている。足もとの獲得状況を反映して、営業利益予想を引き上げており、24年3月期を25億円から30億円へ、25年3月期を45億円から54億円へ修正した。

■デジタルガレージ <4819>  4,105円  +110 円 (+2.8%)  本日終値
 デジタルガレージ<4819>が3日続伸。5日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を160万株(発行済み株数の3.47%)、または50億円としており、取得期間は6月6日から11月30日まで。機動的かつ柔軟な資本政策の一環として実施するとしている。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均