【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ファーマF、稲葉製作、内田洋 (5日大引け後 発表分)
ファーマF <日足> 「株探」多機能チャートより
6月5日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
ファーマF <2929> [東証P] ★8-4月期(3Q累計)経常は47%増益・通期計画を超過
◆23年7月期第3四半期累計(22年8月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比47.0%増の15.8億円に拡大して着地。個人向け通販を展開するBtoC事業で「ニューモ育毛剤」の堅調な受注が続いたほか、機能性表示食品やまつ毛美容液などの販売が伸びたことが寄与。広告宣伝費の適正化を進めたことも大幅増益につながった。
通期計画の12.6億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
稲葉製作 <3421> [東証S] ★今期経常を一転36%増益に上方修正
◆23年7月期の連結経常利益を従来予想の22.3億円→31億円に39.0%上方修正。従来の2.4%減益予想から一転して35.6%増益見通しとなった。売上高が堅調に推移するなか、原材料・エネルギー価格高騰分の販売価格への転嫁や生産・物流コストの削減を進めることが利益を押し上げる。
内田洋行 <8057> [東証P] ★今期経常を一転7%増益に上方修正
◆23年7月期第3四半期累計(22年8月-23年4月)の連結経常利益は前年同期比16.0%増の89.8億円に伸びて着地。民間分野での大手企業向けICT需要やオフィス環境需要に加え、中堅中小企業向け基幹システム需要、自治体向けのネットワーク案件などが増加し、2ケタ増収増益を達成した。
併せて、通期の同利益を従来予想の75億円→84億円に12.0%上方修正。従来の4.4%減益予想から一転して7.1%増益見通しとなった。今期業績の上方修正は3月に続き、2回目。
株探ニュース