【市況】株価指数先物【昼のコメント】 ナイトセッションで付けた高値を上回り、ショートは仕掛けづらい
日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の3万1100円(+0.87%)前後で推移。寄り付きは3万1000円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1100円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。米エヌビディア<NVDA>の急伸を受けた、米国市場のハイテク株主導の上昇については織り込まれていることもあり、現物の寄り付き直後には3万880円まで上げ幅を縮めた。しかし、押し目待ち狙いの買い意欲は強く、オプション権利行使価格の3万875円水準から切り返す格好で、利食いを交えながらもリバウンド基調を継続。アドバンテスト <6857> [東証P]が連日で上場来高値を更新して日経平均株価をけん引するなか、日経225先物は終盤にかけて3万1110円まで買われた。
日経225先物は終盤にかけての強い値動きにより、ナイトセッションで付けた高値を上回ってきた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引するなか、23日に付けた3万1360円が射程に入ることで、ショートは仕掛けづらいだろう。なお、NT倍率は先物中心限月で14.39倍に上昇し、高いところでは14.41倍まで切り上がった。引き続き、昨年8月の14.58倍に向けたトレンド形成となる。米債務上限問題に対する警戒感からロングは積み上がりづらいものの、ヘッジを考慮したポジションとしてもNTロングは入りやすいだろう。
株探ニュース