【材料】スプランクが決算受け上昇　第２四半期の売上高見通しが予想上回る＝米国株個別

　ウェブデータ分析用ソフトウエアのスプランク<SPLK>が上昇。前日引け後に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、売上高が予想を上回ったほか、１株利益が予想外の黒字となった。ガイダンスも公表しており、第２四半期の売上高見通しが予想を上回った。

　アナリストは今回の決算を好意的に見ているが、一部は今後の見通しについての懸念を表明している。「今回の決算は四半期ごとに大きく変動するというテーマに沿って、売上高、利益の大幅上昇を示した。ただ、業界全体の新規顧客の増加が主に可観測性とＸＤＲプラットフォームによるものであることを懸念しいる。この分野での同社の戦略は基本的に、既存顧客ベースのみで調整されている」と指摘した。

（２－４月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.18ドル（予想：-0.13ドル）
・売上高：7.51億ドル（予想：7.20億ドル）
　　ライセンス：1.71億ドル（予想：1.39億ドル）
　　クラウド：4.19億ドル（予想：4.18億ドル）
　　保守サービス：1.61億ドル（予想：1.85億ドル）
・粗利益率（調整後）：77.3％（予想：75.7％）
・営業利益率（調整後）：3.3％（予想：-3.9％）

（５－７月・第２四半期見通し）
・売上高：8.80～8.95億ドル（予想：8.70億ドル）
・年ベース経常収益（ARR）：約38.3億ドル（予想：38.2億ドル）
・営業利益率（調整後）：10～12％（予想：8.6％）

（通期見通し）
・売上高：約39億ドルのレンジ上限
・年ベース経常収益（ARR）：41.3～41.8億ドル（予想：41.5億ドル）
・営業利益率（調整後）：18.0～18.5％（従来：16.5～17.5％）（予想：17.0％）

（NY時間10:38）
スプランク<SPLK>　101.06（+4.37　+4.52%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美