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【特集】鎌倉新書 Research Memo(6):「次に必要になること」を先回り。情報の非対称性を解消するビジネスモデル

鎌倉新書 <日足> 「株探」多機能チャートより

■強み

創業から40年以上、終活や遺族支援に特化したサービスを提供しており、高齢者とその家族の終活におけるあらゆる希望や課題を解決する「終活インフラ」を構築。終活ワンストップサービスの提供を通じ高齢者の様々な悩みやニーズに応え続けており、その経験と実績を有する。また、常に顧客の立場に立ち、「次に必要になること」を先回りしてサポートし、結果として様々なサービスを創造してきた。両親の逝去後に葬儀の準備や相続手続きを開始したり、自身の介護施設への入居を機に実家の片づけを始めたりといった状況の中からニーズを取り込み、時には自分だけでは解決が困難な場面など、多くの人が人生で初めて直面する出来事に対して寄り添うことで新たなサービスを生み続けている。「終活のことは最初から最後まで鎌倉新書にお願いしたい」と委ねることができるだけの多様なサービス提供は、鎌倉新書<6184>の強みであると弊社では考えている。

また、同社のビジネスモデルである「リボンモデル」は、世の中に数多く存在する事業者の中から、顧客の希望を満たせる適切な事業者を選び出してつなぐものである。介護施設や葬儀社探しなどのいわゆる終活は、多くのことが人生初の経験であり、飲食店や賃貸を探すよりも情報の非対称性が大きいことが特徴である。同社はこの情報の非対称性を解消し、顧客の選択肢を広げることによって、顧客が「本当にやりたいこと」「本当にやるべきこと」にたどり着く手伝いをすることが、同社が存在する理由だとしている。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SI》

 提供:フィスコ

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