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【市況】18日の株式相場見通し=大幅続伸、米株大幅高受け上値追い加速

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 18日の東京株式市場は主力株中心に大きく買いが優勢となり、日経平均株価は大幅続伸し3万500円近辺を目指す動きが予想される。TOPIXは既にバブル後の最高値を更新し33年ぶりの高値圏を走っているが、日経平均もこれを追う形で21年9月につけた3万670円(終値ベース)の高値更新が視野に入ってきた。前日の米国株市場では米債務上限問題を巡る与野党協議が進展するとの見方が強まり不安心理が後退、空売りの買い戻しなどを交え上値指向が鮮明となった。地銀株が全般上げ足を強めたほか大手金融株が軒並み上昇し、市場のセンチメントが強気に傾いている。また、半導体関連が買われたのをはじめハイテクセクターに強い銘柄が目立ち、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は年初来高値を大きく更新している。相対的な割安感が指摘される日本株は、米国株にキャッチアップする形でリスクを取る動きが加速する公算が大きい。外国為替市場では対ドル、対ユーロともに急速に円安が進んでいることも追い風材料となる。

 17日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比408ドル63セント高の3万3420ドル77セントと急反発。ナスダック総合株価指数は同157.513ポイント高の1万2500.566だった。

 日程面では、きょうは4月の貿易統計、4月の首都圏マンション販売など。海外では4月の豪雇用統計、フィリピン中銀の政策金利、5月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数、4月の米中古住宅販売件数、4月の米景気先行指標総合指数、週間の米新規失業保険申請件数など。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2023年05月18日 08時35分

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